内容説明
教室から外へ出よう。人を通して地域が見える。鹿児島市の南、坂之上地区。お菓子屋、霊能者、住職、ピアニスト、自転車屋、造園家、農家、焼き鳥屋…。様々な生き方から見えてきたひとつの地域の姿。
目次
人よかれば我がよかで―川村京子 川村鍼灸院
お客さんの前では笑う―河東俊二 やきとりやさん
九州一の牧場経営者―鮫島宗徳 鮫島牧場
生き様を反映する自転車―中島脩 坂之上サイクルステイション
お日様と月の美しさを愛でる―藤明美 唄い手
問いから学ぶ人生―口羽勝法 照蓮寺住職
元気な声が聞こえる保育園―野中由利子 ペコちゃん保育園坂之上園長
別府の暮らし―別府和志 会社員・ひで子 農業
世の中、こんな仕事あるんだ―西村通雄 シオンの家施設長
九十歳の現役修理工―田淵一夫 南薩自動車整備工場〔ほか〕
著者等紹介
アイリッシュ,ジェフリー・S.[アイリッシュ,ジェフリーS.] [Irish,Jeffrey S.]
1960年、米国・カリフォルニア生まれ。ノンフィクションライター、民俗学研究者、ドキュメンタリー映画や書籍の翻訳家、鹿児島国際大学准教授。82年、エール大学を卒業後、清水建設に入社。退職後、三十代より鹿児島県・下甑島で3年間漁師として生活。その後ハーバード大学院と京都大学大学院で民俗学を専攻。98年より南九州市川辺町に移住。2010年から鹿児島国際大学で「まちづくり」や「民俗学」等を教える
橋口博幸[ハシグチヒロユキ]
1982年、鹿児島市生まれ。ライター、竹文化研究家(愛竹家)。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。2006年、ブラジルサンパウロのファベーラ(貧民街)にボランティアとして半年滞在。07年より武蔵野美術大学とバンドン工科大学(インドネシア)との竹を素材としたデザインプロジェクトに参加。以降、東南アジアから日本まで連なる竹の文化を対象とした研究・制作を開始。12、13年、インドネシアフローレス島にある「ワエレボ」集落において、竹の伝統家屋に暮らす人々を調査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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