内容説明
2万人という膨大な職工を22年間動員し続け完成したインド史上最高の建造物タージ・マハル。17世紀ムガール帝国の五代皇帝シャー・ジャハーンは、なぜ全精力を注いでまで絢爛極める廟を建立するに至ったか。親族たりとも信用できぬ戦乱の世で、彼が唯一心を許した妻ムムターズの実像を追いその理由に迫る。またムガール帝国初期までその歴史を遡り、タージ・マハル建造に至るまでの愛憎劇を描く。インドをこよなく愛する著者が幻想のような二人の愛を謳い上げた渾身の歴史大河ロマン。角川文庫50周年特別書き下ろし作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
chris the bookwalker
3
いつか行ってみたい、と思っているタージマハル。が、ムガル帝国皇帝シャー・ジャハーンが愛妃のために建てた霊廟、以外のことを知らない。本書は、その背景が描かれた小説。兄弟間の流血の歴史が哀しい。インド人にとっては、迷惑きわまりない。2016/03/16
H2A
1
珍しくインド・イスラムを舞台にした歴史小説。さくさく読めて、ムガル帝国に興味が持てる。アウラングゼーブ帝時代に領土拡張の頂点を極めた後、帝国は衰退に向かう。
小葉
1
タージ・マハルを見てみたい。ムガール帝国史って感じ。跡継ぎ争いはどこでもドロドロ。2008/08/17
陶符
0
GW再読記録①2015/04/29
Tomoki Yamaguchi
0
歴史は好きだけどこの辺の歴史は興味がないのと登場人物に魅力的な人いない。みんな酒好き女好きな人生を歩んで死んでいってる話。2011/12/01




