角川文庫<br> 永遠のタージ

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角川文庫
永遠のタージ

  • 著者名:清水義範【著者】
  • 価格 ¥528(本体¥480)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041804155

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内容説明

2万人という膨大な職工を22年間動員し続け完成したインド史上最高の建造物タージ・マハル。17世紀ムガール帝国の五代皇帝シャー・ジャハーンは、なぜ全精力を注いでまで絢爛極める廟を建立するに至ったか。親族たりとも信用できぬ戦乱の世で、彼が唯一心を許した妻ムムターズの実像を追いその理由に迫る。またムガール帝国初期までその歴史を遡り、タージ・マハル建造に至るまでの愛憎劇を描く。インドをこよなく愛する著者が幻想のような二人の愛を謳い上げた渾身の歴史大河ロマン。角川文庫50周年特別書き下ろし作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

花実

18
インド旅行へ行く人にこの本を「絶対お勧め!」と言ったはいいが、内容のほとんどを忘れていたので、再読。初めて読んだ時は、タージ・マハル建設の理由に感動し、面白いと思ったが、再読した今回は、ムガール帝国の親から子への権力移譲の愛憎の歴史が、非常にわかりやすく理解できて、作者の力量に感服した。240ページというコンパクトさで、小説として面白く読め、その上、手軽にムガール帝国通になったような錯覚を覚える。読んだ後もやっぱり、インド旅行に行く人に絶対お勧め。でも、絶版らしい。残念。2015/01/20

chris the bookwalker

3
いつか行ってみたい、と思っているタージマハル。が、ムガル帝国皇帝シャー・ジャハーンが愛妃のために建てた霊廟、以外のことを知らない。本書は、その背景が描かれた小説。兄弟間の流血の歴史が哀しい。インド人にとっては、迷惑きわまりない。2016/03/16

Hepatica nobilis

1
珍しくインド・イスラムを舞台にした歴史小説。さくさく読めて、ムガル帝国に興味が持てる。アウラングゼーブ帝時代に領土拡張の頂点を極めた後、帝国は衰退に向かう。

小葉

1
タージ・マハルを見てみたい。ムガール帝国史って感じ。跡継ぎ争いはどこでもドロドロ。2008/08/17

陶符

0
GW再読記録①2015/04/29

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