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出版社内容情報
リンネやレーレーンが復活する一方で激化する墓所での決戦。アスラソラカとカイの信念がぶつかり合った先で待ち受ける「真の世界」は誰が望むものか――!?
内容説明
激化する“白の墓所”での決戦。大始祖イフの撃破によって蛮神族を解放するなかで、遂にリンネの復活が実現した。残る3種族の解放のために墓所の奥に進むカイ達だが、それをあざ笑うように、世界の改変を目論むアスラソラカが立ちはだかる。この世界から見捨てられた「世界種」の復讐を誓う彼女を、カイは止めることができるのか。そして「この先の歴史」でリンネが存在できないことを知ってしまったカイが、最後に選ぶ未来の姿は正史か、別史か、それとも―ファンタジー超大作、クライマックス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
34
大始祖イフの撃破によって蛮神族を解放するなかで、遂にリンネの復活が実現。残る3種族の解放のために墓所の奥に進むカイ達の前に世界の改変を目論むアスラソラカが立ちはだかる第九弾。この世界から見捨てられた「世界種」の復讐を誓うアスラソラカの想い。そんな彼女が指摘するリンネの未来。圧倒的な力を見せつける相手に最後まで諦めず、各種族の力を結集して彼女にしっかりと向き合い、真の敵を打破してみせた先に垣間見せてくれた結末はそれぞれにとっていい感じにまとまっていましたね。バルムンクはやっぱり逃げられなかったか(仕方ない)2020/09/27
オセロ
33
【堂々完結】 大始祖に世界種のアスラソラカ、そして世界を上書きした予想外の存在。激闘に次ぐ激闘で、王道ながらもこういうのが読みたかったんだよっていうのが詰め込まれていて。 後日談も文句なしの出来で、特に鏡子は可愛過ぎた…。大満足のシリーズでした!2024/09/26
nishiyan
15
激化する白の墓所での決戦。大始祖を撃破し、蛮神族の解放と遂にリンネの復活を実現したカイ達。残る3種族解放のために墓所の奥地へと突き進むのだが、その前に世界改変を目論むアスラソラカが立ちはだかる最終巻。世界から見捨てられた世界種の復讐という大願とリンネへの複雑な心境が綯交ぜとなったアスラソラカが敵でありながらも愛おしく感じてしまう面白さ。さらなる強敵の前に英雄たちが協力する姿は清々しく、ラストは笑いを交えながら成果が反映された世界の到来と、心地よい着地点だった。それにしても鏡光。彼女は最後までブレなく良い。2020/10/07
まるとも
14
っ......あぁぁぁめっっっちゃくちゃ良かったわ…最高。 最近感じてた''もう一押し''への渇きも潤った🙄 いやぁ…大満足2022/09/09
みどり
11
終わってしまったぁ。案外あっさりと、終わってしまったが、世界は確実に一歩進んだって、 そして、リンネとカイはもう一度やっていくのだ。 素敵なファンタジーをいつもありがとうございます、っていうラスト。 2020/08/26