出版社内容情報
光文社文庫編集部[コウブンシャブンコヘンシュウブ]
内容説明
電車の待ち時間に。ランチのお供に。仕事や家事や勉強に疲れたときに。そして、ベッドに入る前のひとときにも。この本を開けば、いつでもどこでも、あなたの前に別世界への扉が開きます。一話五分以内で読める、とびきり短くて面白いお話を三〇編集めました。ほっこりしたり、じんときたり、あっと驚いたり。どうぞ、あなたのお気に入りを見つけてくださいね。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるほ
38
【再読】娘から「キノコの話、何の本だっけ?」と訊かれたことをきっかけに、久々にこの本を思い出し手にしました。▼読書の“リハビリ”中の私にはピッタリのショートショート30編。初読時は読書初心者の頃だったので知りませんでしたが、著名な作家さんも含まれていたことを今さらながら気づいた次第。プロ・セミプロ・アマチュアが混在しているので、先日読了した『30の神品』と比べると玉石混合に感じましたが、強い読後感を残す作品も多く、改めて新鮮な気持ちで楽しめました。▼続シリーズがあるようなので、こちらも手にとろうかしら。2022/09/06
リッツ
30
昔、星新一さんのショートショートが好きだった。色々な作家さん達のショートショート集ってどんなのだろうと手に取った。趣味に寄りすぎてるもの、早々とネタワレしてしまってるもの、無難なもの、力入りすぎ……とつい意地悪な目でみてしまった。結局なに?というものとクスッと笑えるものの差、雰囲気だけとホロッと酔わされるものの違い、って何だろう?好みかな、結局。2020/02/21
ぜんこう
28
ショートショートが30篇。 ちょっとオチのわからないのもあったけど、全体的に面白かった。 特に最後に「エ~~~~!?」と思わせるどんでん返しが好みです・・・生き返って第2の人生かと思ったら(「致命的な科白ミスによるテイク2」)とか、愛は地球を救うとは限らない(「愛している」)とか、するんじゃなかった約束を取り消してもらえたけどこの約束も取り消すの?(「約束変更線」)とか・・・2017/08/05
penguin-blue
28
皆川博子さんから本当にデビューしたといえるかどうかの作家さんまでの作品をランダムに集めたショートショート集。どの作品もそれなりによく出きていて面白かったのだが、正直その昔の星新一のショートショートコンテストの作品集で感じたような粗削りだが「やられた」感はない。その中ではやっぱり梶尾真治さん、篠田真由美さんあたりの「作家」の方たちの作品にやっぱり意地を感じたかなあ。未読の作者さんでは「泥酒」「死の扉」あたりが好み。2017/05/14
もも
24
通勤電車でサクッと読めるから、という理由で選んだショートショートショート。初見の作家さんが多くて、また世界が広がった。不思議な話、ゾッとする話、SFの話、それらは普段慣れ親しんでいないからこそ、新鮮でとても面白い。2017/05/29
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- 和書
- ねむねむねんねん