内容説明
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自己の身体を神に献じ、あるいは供犠の鮮血にまみれて神との合一を祈る──。アジア各地のさまざまな宗教にもとづく奇祭を訪ね、そこに生きる人々の心性に分け入り、日常生活のなかの生きた宗教のありようを衝撃的な写真とともに照らす。
目次
まえがき/さの 昭
【マレーシア】タイプーサム
神への献身による魂の浄化
【台湾】北港媽祖誕生祭
媽祖が導く運命共同体
【フィリピン】グッド・フライデー
磔──究極の自己犠牲
【韓国】端午祭
陰の世界を活気づけるムーダンの霊力
【インドネシア】ランブ・ソロ
「死」を発明した山岳の民
【タイ】ロイ・クラトーン
巨大仏教経典のなかの個
【インド】カーリー・プジャ
殺戮の女神との密約
あとがき/石川武志
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark.jr
3
"奇祭"と聞くと、つい奇抜なイベント的なものを想像してしまいますが。ここに収録されているのは、例えばキリストに倣って磔になる日や、神霊と通ずるシャーマンなど、宗教的にそうとうハードコアでものばかりで、"フェスティバル"というよりも"セレモニー""儀式"に属すると言えるでしょう。写真がカラーじゃないのが惜しい。2022/06/21
chuchu*
3
奇祭というだけあって、一風変わったお祭りばかり。でも、変な祭りという意味ではなくて、著者の人間への愛が感じられる一冊だった。そもそも奇祭じゃない祭りなんてあるのだろうか。場所に関わらず、祭りは神秘的で特別なものであり、信仰のあらわれであると思う。しかしそれは異質なものではなくて、どれも同じように人々の生に直結した、祈りや思いがつまったものであり、それを無視して理解はできないと感じた。実際に祭りを見に行く、旅がしたくなる。2013/08/07
hgw
0
奇妙な祭りばかり2009/09/05
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