角川文庫<br> 家族カタログ

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角川文庫
家族カタログ

  • 著者名:赤川次郎
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • 特価 ¥253(本体¥230)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784041879375

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内容説明

万年係長だったパパが、会社で課長昇進試験を受けることになり、曾根一家は大騒ぎ。家族全員の協力のもと、三か月の間の猛烈な受験勉強を経て、いよいよ試験当日をむかえた。しかし、試験直前に思いがけない出来事が…!? (「パパは受験生」)。「パパは受験生」「ママは国際スパイ」「叔父さんは大泥棒」など、普通の家族の「誰か」を巡って大事件が発生! そしてそのとき家族はどうする? 家族の絆の意味を問い直す、連作短編集。

目次

パパは受験生
ママは国際スパイ
姉さんは悪女
叔父さんは大泥棒
もう一人の一人っ子
従妹は我が分身
私のパパとお父さん

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

74
さまざまな家族にまつわる短編集です。 1つの家族の,親族関係ではないところがいま一歩かも。 受験生,国際スパイ,悪女,大泥棒など,抱腹絶倒の物語の数々。 通勤電車で読むのによい。 2011/04/29

わんちゃん

42
無鉄砲だけど正義の味方、かわいくって憎めない女の子。ちょっと頼りなくて尻にしかれるタイプだけど、いざって時には火事場の力持ち!?な男の子。そんな組み合わせの登場に肩の力を抜いて素直に楽しめる家族の短編集。あくせくしないで読めたのはもちろん赤川さんの柔らかいが起承転結がちゃんとある文章とストーリーに寄るものだが、作中にスマホだSNSだとったところ構わずやり取りができるツールが出てこないからかも。正体を突き止めるための待ち伏せ、連絡に家電。なんか今、この時、この場所を大事にする雰囲気が新鮮で読後が心地よい。2019/02/24

氷風

11
図書館でぱっと借りて、電車の中でサクッと読める。急いでいるときの赤川次郎作品です(笑 いろんな角度、設定から家族を見つめたお話。最終話のパパとお父さん。呼び名に着目するのなんて面白いなぁと思いつつも、いやぁこんなきれいごとでは世の中終われないでしょうとか、今はいいけど今後どうするのかなぁなんてちっちゃなこと考えちゃったけど。とりあえずは、道中楽しめたのでよしとしよう。2013/05/26

もよ

10
赤川次郎さんのこの軽く流れる文体で、普通なら深刻になりそうな事件を描きながら、それぞれなぜかうまい具合に軽~くおさまってしまう。冷静に考えると「えっ?!」という感じだが、これが赤川ワールドか。2016/12/01

きらら@風邪こじらせ中

9
【再読(回数不明)】中学生の時から何度読み返したか分からないほど読んでいる。家族ネタの短編集。ありそうな話だな、というのからちょっと現実であったら困るもの(笑)、人間性を問われるものまで様々。とりあえず読みやすい。サクサク読めて、笑えたり考えさせられたり。お気に入りです。あまり読まれてないのが不思議…。2014/12/20

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