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内容説明
お嬢さま高校に通う小早川志緒は16歳。演技派俳優と美人女優を親に持つ、はかなげな美少女ぶりは、皆のあこがれの的だ。今日も学校で、そんな彼女のポケベルが鳴る。貧血を装って早退した志緒が駆けつけたのは、とある怪しげなプロダクション。彼女のアルバイトは、その天才的な演技力を生かした“プライベートアクトレス”。つまり、個人的に依頼された人間を演じるという、ちょっとアブナイ仕事なのだ。今回の依頼は、8年前に行方不明になった娘の死が信じられない実業家の、その娘のふりだという。本人に、志緒が娘だと信じ込ませねばならない。期間は、不治の病に冒されたその実業家が死ぬまでだというが…・・●収録作品／Ｐ．Ａ．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です！！(≧▽≦)
53
読んでたわい！(¯―¯٥)
ヴァンさん＠少女マンガ雑誌を語る会
11
現在も変わらない創作力で、3本(多分)もの連作を抱える赤石路代先生の代表作！！！！！ もうね、1話目からセンチメンメルの塊！！！ 当時の女子中高生が毎号楽しみにして待ってるマンガって感じ(●´ω｀●) 親戚のお姉さんがリアタイ世代らしいけど、私もリアタイで読みたかったな〜。コメディとおセンチのバランスがいいんだよ～♪ 2巻目まで既読ですが、1巻しか手元に無いのでこんな感じで。あ、ちなみに赤石先生は続編というか子ども世代の話を『ミステリー・ボニータ』で連載されてます。そっちの1巻目の単行本も気になりますね！2022/03/23
真夢
6
大好きな世界観。SNSどころかスマホもないこの時代に戻りたい。ポケベル持つの憧れだったなぁ。2023/05/05
めぇにち
6
再読。天才的な演技力を持つ志緒。依頼を受けた個人の為に依頼通りの人物を演じるプライベートアクトレス。描かれている小道具に時代を感じるものの物語としては緩急がきいていて、1話完結で読みやすい。事務所側の不用意な一言とか、ご都合主義的なところとか、ツッコミを入れたくなることもあるけど、それ以上に面白いという感情のほうが大きい。2016/07/21
マナシキ
6
それが演技であるという万人の前提のもとに演じる俳優ではなく、現実の生活に実在する人物を演じるP.A.――小早川志緒。美貌・才能・才覚を備え、本来なら光の当たる世界にいてもおかしくない彼女はしかし、共に有名俳優である両親の隠された私生児であるために、表舞台に立つことはない。本書を読了すると、一回の舞台公演で志緒が主演した３つの短編劇を観たような気分になった。限られたページ数の中でも毎回、序破急＋エピローグまできっちりつけ、余韻を響かせる作者の構成力は見事である。2009/06/19
