白泉社文庫<br> 村野

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白泉社文庫
村野

  • 著者名:坂田靖子【著】
  • 価格 ¥542(本体¥493)
  • 白泉社(2014/03発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784592883845

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内容説明

時は明治、正月恒例、尾沢家のスキヤキで、村野は尾沢にある決意を明かす…。コミカルにシリアス、自在に変化する坂田靖子の傑作短編集登場!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メイ&まー

13
なんとも味わい深いショートストーリーばかり。表題作の「村野」なんて特に。仲間でスキヤキを囲む猥雑な和やかさとか、村野のわけのわからん土産とか、50人前の雑炊とか・・・この短いお話の中で村野のことがなんだか好きになってしまう。ホラーだったりギャグだったりシリアスだったり味わいさまざま。また、読むときの気分によっても味を変えそうなお話たち。最後の方に入ってる坂田さんによる季節のお便りもいいなあ。なんか、そう、オチも山もないお話だったりするんだけど、ちょっと友達から届いた手紙みたいな気楽さがあって好きだな。2015/03/20

はなはな

3
表題作は何度読んでもいいです。ピーターとピスターチ、可愛いし。2016/05/19

蘇芳

3
作者の持ち味なのか、数ページでなにかしら心に残る話が多い。表題作が好きだ。2012/10/20

鳩人

3
とにかく凄い電波(いい意味で)。表題作である「村野」はさすがにどうせなら文庫ではなく大判で読みたい!と思わせてくれる逸品。構成自体はあらすじを見ただけで予測がつくし、名作というよりは佳作と評したいが、私はこのさりげなさが好きであります。しかしそのラスト、「結局兵隊になるのは怖かった」の独白の隣のページから、速攻「中華風下宿荘」が始まるこの混沌をなんと評するべきか…。ちなみに私は坂田作品は「水の森綺譚」から入ったので、JUNEで描いていると言われてもながらく「えっあの坂田先生が?」という感じだった。2010/10/23

みのにゃー

2
処分前の再読。表題作の他、ショートショートをこれでもかというぐらい収録。非常に中身の詰まった短編集。BL多し。大好きなのは『ピーターとピスターチ』。2019/08/06

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