内容説明
1997年から16年、5840日、寺に訪れる人の悩み悲しみと直接向き合ってきた著者は言う「凹んだ気持ちをバネにして動くこと」が幸せになる道、と。実践した人を通して凹んだ気持ちが動き出す46話。
目次
第1章 心の闇は晴れる(人の思いが集まる場所 同じ目線のやさしさを探す ほか)
第2章 ひとりではない(新しい出会いが人を生かす 心の避難所は近くにある ほか)
第3章 生き直す(もがくより、思いに向かって動く 凹んだことがあると強くなれる ほか)
第4章 明日はきっと笑っている(あの世で一緒にいたい人を探す 人生のしまい方計画を書いておく ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西
21
私が今一番好きな小劇場、大阪は谷町にあるお寺、應典院。そこの住職さんの書いた本ということで読んだ。一つ一つのエピソードが暖かくて、ゆったりとしていて、お寺の境内にいるように心が落ち着く。こんな心持ちでいつも居たいなと思う。誰かのおかげであることを感謝して、相手の気持ちに寄り添って、自分を必要以上に大きく見せようとせずに、自然体で。普段は劇場にしか足を踏み入れないけど、今度は劇場から見えるお墓を少し歩いてみたくなった。2018/07/22
ニケ
0
人生の下り坂に入ると、捨てるもの、失うものも多くなります。反対に与えるとか、赦す、ということに心の向きが切り替わる。」明治生まれの母親が亡くなって、遺品を整理していたら、タンスの引き出しいっぱいの手縫いのオムツと、その上に置かれた『お世話になります』のメモのエピソードにはジンとした。手元供養が果たして永続的なものかどうか、には著者に同感。あったことの無い先祖の遺骨を肌身離さずは出来ない。やはり、墓の存在は尊い。阿弥陀様がお迎えに来る。信仰のある人は死を絶望と考えないは、仏教でもキリスト教でもイスラム教でも2018/01/07
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