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内容説明
あの戦慄が再び! 怪しい魅力を放つ黒井ミサが帰ってきた。ミサの周りで起こる奇怪な事件。そこには「エコエコアザラク……」の呪文が響き渡る……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
45
本巻ではミサがいじめ(処刑?)の対象にされる。銃弾で穴だらけにされ、それでも眼球が動いているため棍棒で滅茶苦茶に殴られ、体中の骨を外され狭い箱に押し込められる。ミサにここまでいじめの苦しみを舐めさせたのは、作者の怒りと悲しみ故だろう。各話ともどす黒く残虐で、まるでナチの収容所か中世の拷問部屋にタイムスリップしたように思える。これが黒井ミサの登場する最後の一冊だが、ここまで生み育ててきた娘とも恋人ともいえるミサに、最後は人間の残虐行為をすべて舐めさせ、その苦しみも罪悪も背負わせた作者の決意に粛然たる思いだ。2018/05/31