内容説明
本書こそ、みちのく歴史マニア待望の珠玉の一冊と言っても過言ではないだろう。農水省OBで衣川青史会史学会会長の著者は、ことさら奥州史には造詣が深く始原時代から明治維新に至るまでを膨大な古文書群から分析、整理、編纂した。より深くみちのくを愛し、その先祖の足跡を真摯に見つめ探究したいと願う輩にとっては格好の書である。更に資料群も既刊されている数々の奥州史研究書等より質、量共に充実しているので教材としても最適。
目次
第13章 艶陽の段―源氏君臨
第14章 仲陽の段―各氏略譜と盛衰
第15章 暮陽の段―南北朝の争乱と群雄拮抗
第16章 六陽の段―南北朝の八戸南部氏の活躍
第17章 瑞陽の段―奥州の風雲
第18章 簾月の段―豊臣秀吉全国制覇と小田原参陣
第19章 孟商の段―豊臣体制への移行
第20章 中律の段―江戸期の各藩の推移