ポスト・ヒューマン・ボディーズ

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ポスト・ヒューマン・ボディーズ

  • 著者名:遠藤徹
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 青弓社(2014/07発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787231505

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内容説明

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身体を、一本の輪郭線によって閉じられた均質な空間としてではなく、異質なものとの接合を歓待するボーダレスな布置として、表象すること。世紀を超えて変容する身体の「いま」を映画・コミックス・現代美術などにさぐる、カルチュラル・スタディーズの最前線。

目次

まえがき──ボディ・プラスチック序章 アキレスの楯 狼男と物体X/変身という物語/ノヴァ・コルポラ/ボティ・ナラティブ/エクフラシス第1章 不安な筋肉 ジェットコースターの思想/事故=自己:快楽としてのマシン・クラッシュ/スポーツSF/マッスルズ・ウィズアウト・セックス・オーガン/筋肉の自己増殖/筋肉の変移史:〈筋〉から〈肉〉へ/ロイド・レージ/不安な筋肉第2章 アイ・ダンスト・ウィズ・ア・ゾンビ オール・ユー・ゾンビーズ/器官(に意味)なき身体/死後硬直の彼方に──私ではない何か/私の人形はよい人形/アナーキー・イン・ザ・コーポリアル・アイデンティティ/エネルギー・ランドスケープ/カオスの縁/ツトム君の教え第3章 鬼婆論 プロローグ/ビキニ姿の老婆/山姥の現象学/外部としての女・老い/エピローグ第4章 肉食の国の毛むくじゃらなアリス ランベスの毒殺魔/暴力としての変身/毛ものとしての女/けっこう毛だらけ/ブロンドの正体/屠殺が可能になるのはいつか?/穢れた毛ものの駆除付論●逆転可能性としての変身能力第5章 ヴィデオ内臓人間 スペクタクル・オプチカル/エロスとしての映像/アイコノスコープは嘘つきの始まり/マクルーハンの過ち/ヴィデオ:自律的なメディア?/テクノスケープとしてのヴィデオ/世界の心理的映像化/映像ウィルスへの主体的感染/ヴィデオのしもべたち/テクノロジーに媒介された新しい現実/イメージの円環/ヴィデオ「内臓」人間/身体の不在/身体の回帰/映像を洗脳せよ第6章 テクノシュルレアリスム 蟻的支配/エスノロジーからエソロジーへ/監視者/同化不能なもの/昆虫のラディカル・テクノロジー/腸がとりもつ縁/昆虫としての人間/監視者とはほんとうは誰のことか?/腸が先か?サナダムシが先か?/みんなで感染れば恐くない/昆虫外交官の誕生と挫折/ナウシカの昆虫性/有脊索疑似節足動物/進化論的ブリコラージュ/テクノシュルレアリスムの彼方へ注あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MAYU

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遠藤先生は、僕にはない視点を持った先生なので、本当に読んでいて刺激的です。知らなかったことをあれこれ教えてくれて、教養がつきます。僕も男性の身体表象については勉強してきましたが、遠藤先生の論を読んでいると新たな発見があって、本当にいいです。とりわけ『ターミネーター』のシュワルツェネッガーのボディについての考察は目から鱗です。2013/02/01

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