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内容説明
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カヌーイスト野田知佑のもとにやってきた雑種の仔犬。やがて彼は日本初のカヌー犬として成長し、主人のフネの舳先に乗って、数々の冒険に繰り出す。その出会いから別れまでを、鮮烈なエピソードで描く。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
第1章 ガクとの出会い
第2章 初めてのアラスカ
第3章 アラスカ再び、そして日本の川
第4章 ガクのいた風景
第5章 最後の冒険
第6章 さよなら、ガク!!
第7章 ガクが残したこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちびbookworm
64
古書を扱う図書館にて。日本初カヌー犬となった、ガクとの出会いから、米アラスカやカナダ/ユーコン川への川旅、そして最後の旅まで◆カナダやアラスカへガクを連れて行く。犬も人と同じように親切に扱われることに感動したという。空港で搭乗時間まで時間あるときはスタッフが散歩いってあげろ、と親切にいってくれるという。日本は規則でダメ◆川下りすると、ガクは岸から走り、岸に残った動物の気配をかぎつつ、泳いだりして並行してついていくのが好きだったという。日本の何倍も走り、荒野の中で元気になり贅肉もそげ顔つきも精悍になった。2024/11/27
はつばあば
60
野田さんもカヌーイストなるものも知らず、ただただガクに引き込まれた。世界中を旅して、アラスカや日本の川下りにと野性味溢れるエッセイ。人に疲れたら犬でも猫でも私達を癒してくれる。今、犬は鎖に繋がれ、猫は家に隔離状態。私の幼い頃、祖父の家の犬が我が家へ帰る時送ってくれたものだ。勿論ヒモなどない。子供に対しても過保護に近い。本来あるべき本能が消されたような人と愛贋動物。どのような育て方がいいのか。自分の子育ては終わった。孫にまで注文はつけられない。娘夫婦が孫を岳のように育てるもよし、育てられたように育てるもよし2016/11/16
saga
55
【古書】BE-PALを刊行する小学館が、「こぎおろしエッセイ」の中からガクのことを書いた部分を時系列にまとめ、さらに著者の書き下ろしを加えて綴った本。出典の書籍は文庫で読了済みだったが、新鮮な気持ちで読めた。後半はBE-PALだけに掲載されたものと書き下ろし。同じことの繰り返し感が否めなかったが、それでもガクの生涯を知ることができて良かった。時々引き合いに出されるムツゴロウさん。それも何だか嬉しい。2024/04/06
ドナルド@灯れ松明の火
21
【再読】ガクに関する話を、単行本やBE-PALに掲載した文章などを抽出し、ガクの一生を回顧する素晴らしいエッセイとなっている。ユーコンをはじめ国内のほとんどの川を下ったカヌー犬ガクに対する愛情が満ち溢れ、ガクの気持ちを代弁しているような文章に引き込まれる。もともと野田さんの文章は大好きだが、犬に対する外国人の愛情あふれる対応やそれに比べて日本人の犬への接し方の対比も描かれ、文化論にも通じている。ガクは、天国で思いっきり走り回っているだろう。2013/11/24
Tadashi_N
13
中身の濃い犬生だった2014/11/22