集英社文庫<br> 昭和悪女伝

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集英社文庫
昭和悪女伝

  • 著者名:半村良【著】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 集英社(2014/04発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087486773

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内容説明

特殊慰安施設協会(RAA)――太平洋戦争直後、進駐軍兵士の性の処理のため作られた施設である。日本女性の貞操を守る、という理由で、ダンサーや事務員の名目を使い若い女性を募集した。華やかな銀座のクラブのマダムたちにも、この施設の出身者がいたのだ。伝説的なママ、津島映子を中心に、自らの知恵と肢体を武器に生き抜く女たちの物話。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

無謀庵@Reader

3
実話ベースのようなことを書いてはいるけれど、どこまで事実に沿ってるかはちょっとわからない。RAAとそこに動員された女性たちの話となると、歴史として記された資料がそもそもないだろうし、どこまで本当か調べる術もなさそう。RAAはなかったことにされる、あるいはすでにされてるんだろう。2014/05/14

dzuka

2
戦後のRAAの話に始まり、それにまつわる女性の武勇伝の話。 国にほんろうされ、お金にほんろうされ、男にほんろうされ、それでもたくましく生きていく女性を見事に描き切っていた。こういう人たちが礎を築いてくれたから、今の日本があるといっても過言ではないのかも。 2017/09/04

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