内容説明
トラックを奪回し内南洋の絶対国防圏は死守されたかに見えたが、米軍はB29編隊の高度長距離爆撃を敢行。主力戦闘機の生産拠点が壊滅し、宮城上空への侵入を許すに到って、陸海軍首脳は対米講和を決断、ホノルルへ特使を派遣した。だがあろうことか、これを国辱とする継戦派が決起し帝都を制圧。さらに、全権使節団を運ぶ米艦隊殲滅に向け「武蔵」を出撃させた。叛乱軍を阻止すべく連合艦隊は「大和」を派遣。ついに皇軍相撃つ骨肉の戦いが! 戦略シミュレーション巨篇、堂々の完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アオイ模型店
1
本編最終巻。大和vs武蔵という架空戦記界隈では未だに語られることの多い作品ですが、30年ぶりに読むと、陸軍悪玉説+伏見宮悪玉説な展開など、時代を感じさせるものがありますね。あと、大和と武蔵の戦いが思っていた以上に泥仕合で、ケリを付けたのは阿賀野だったのは驚きだった。記憶の中では2隻はもうちょっとスマートな対決をしていのだが、30年もたつとこんなものか。2025/11/14
ビタミン
0
★★★★☆2010/05/03
Gulico
0
あほ過ぎる上層部のあほ過ぎる決断の連続による敗戦というフラストレーションがたまる話ではなく、ある種のカタルシスがえられるストーリーで面白かったです(史実だと自浄能力?なにそれ、美味しいの?って感じだけど)。確かに名作。2009/10/21




