C★NOVELS 修羅の波濤５ 愚行の島

著者名：横山信義【著】

中央公論新社（2011/12発売）

• ISBN：9784125004273

内容説明

米機動部隊を迎え撃った第一航空艦隊は、敵空母二隻を撃沈するも、「瑞鶴」「飛龍」に傷を負った。日米ともに稼働空母を失った状況下、グアム奪回に固執する米国は、Ｂ17編隊に多銃装備型Ｂ17（ガンシップ）を投入する。その圧倒的火力の前に基地兵力は壊滅。ついに米海兵隊はグアム上陸を開始した。陥落寸前のマリアナを死守すべく日本は第二艦隊を急派。巨艦「大和」「武蔵」と米新鋭戦艦が激突する。不敵にもこの難局を逆手に取ろうとする日本海軍の戦略とは？　戦局建直しをシミュレートする戦略巨編第五弾

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[アオイ模型店]

民主主義国であるが故に軍事的合理性を無視した人気取りの作戦で負け続ける米軍。一方の日本側も、勝ったが故に余計なことを考える連中が現れ…… そういえば、最近の横山作品では講和反対派がクローズアップされることはほとんどなくなりましたね。同じネタを何度もという訳にはいかないのだろうけど、実際余裕のある段階で講和なんてなったら、宮城事件どころじゃなくないだろうからなぁ。 扶桑山城伊勢日向、見せ場と呼ぶにはちょっと可愛そうだけど、艦隊戦で単なるやられ役じゃないのはちょっと嬉しい。

2025/09/28

[ビタミン]

★★★☆☆

2010/04/29