水迷宮 汪の巻

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水迷宮 汪の巻

  • 著者名:長野まゆみ【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 河出書房新社(2013/10発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309011578

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内容説明

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水神の崇りに沈んだ少年の因果と転生の物語。私も弟も、ともどもに異形の身…シリーズ・第一巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

83
残酷な童話という印象を受けました。妖しくも美しい因縁の物語は引き込まれずにはいられません。時代的には平安とか鎌倉とかその辺りが背景になっているように思えました。醜いという想いが、次に呪われる子孫を作らないための想いというのが悲しいですね。美少年の描写はうっとりさせられます。続きも読みます。2017/10/29

冬見

15
水府の帝の娘・千潮姫は美貌の水神だったが、海で溺れた男の看病のために陸で過ごすうちに肌が爛れ醜女になってしまう。その容貌を嘲った男に怒った女神は子々孫々まで続く呪いをかけた。水神の祟りに沈んだ少年の因果と転生の物語。◆長野まゆみ作品の中では珍しいタイプの話。舞台は古い時代の日本だろうか。まるで御伽噺のように物語は始まる。出てくるのはやはり美貌の少年たち。彼らは異形で、水に沈む。それでは続編へ。2019/06/29

小夜風

14
【所蔵】再読。自分を助けてくれた水神の容姿を笑ったばかりに先祖代々祟られてしまった一族のお話。いろんなタブーが出てきますが長野さんの作品の中では自分的には許容範囲かな(笑)。このくらいの幻想的なお話の方が好きです。冒頭に人物系図が載っていていろいろネタバレだったので、見ないで読んだ方がもっと新鮮に驚けたかもしれません。下巻へ。2016/07/02

なつ

11
水神・千潮姫が旅人を救ったのに、醜悪な顔を罵られたためにその子孫が次々と不幸な目に遭う物語。千潮姫は悲劇の元凶だけれど最大の被害者でもあるんだよなぁ。何度も顔の悪口を言われたり嗤われて・・・恩を仇で返されたら恨みたくなる気持ちはわからなくはない。女の恨みは背筋を震わせます。2018/06/18

紫陽花

5
何代も続いていく因縁…美しくもあり醜くもあり恐ろしくもある。要所要所でゾクッとさせられる。一通り読んで家系図をみるとなるほどなーと納得できた。家系図がついているのはいい!那智と是央の話が好き。瀧の巻も楽しみ。2014/04/29

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