丑之刻子、参ります。

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丑之刻子、参ります。

  • 著者名:黒史郎【著】
  • 価格 ¥722(本体¥657)
  • 竹書房(2017/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784812496626

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内容説明

頼まれれば人を呪い殺す! 陰気で禍々しいヒロイン登場

誰かを呪ってほしければ、摩栖太羅神社の裏の神木に、黒い憎悪の念と、依頼書を収めた藁人形を打ち付けておけばいい。
その願いを叶えるために、ひと打ちひと打ち呪いを込めて打ってやろう――私は《呪い姫》丑之刻子。 とある会社のOLとして働く馬野時子。
「幽霊」と揶揄される佇まいと愛想のなさで、社内でも浮きまくりだがそれは表の姿。
彼女の本来の仕事は依頼された恨み事をはらすということなのだ。
そんな刻子のもとに、とある頼みごとが持ち込まれるが――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

68
吾が名は丑之刻子。浮世にてはOLの姿を纏いしも、代々の呪術師の血統の元に生まれ落ちた、藁人形に宿りし怨念を成就させる者なり。おどろおどろしいカバーイラストに地獄少女の様な設定。さぞかし怖かろう、怖い筈だ。あれ、でもなんか笑っちゃう。笑っていいのか?そういう話か?大笑いじゃないか!このノー天気な軽い奴は嫌な奴じゃないのか?何だこれ!ラブコメしてるじゃないか!しかも物凄くいい話じゃないか!黒さん、お願いします、クトゥルフなんか頭に乗っけてる場合じゃありません!早く続きが読みたいです!2017/03/13

sin

25
伊佐奈さん>の書評を見て、読んでみました。主人公の人物描写が見事にずれていて、その微妙さがおかしくておかしくて、題材は呪いなんですが大笑いでした。しかしこの作者9646は本当、才能在るなあ〜と言う感じでいま僕が一番気になる作家といって過言ではないでしょう?2013/12/29

ラルル

19
普段は他の女子社員にクスクスされる冴えないOLの丑之刻子。でも本業は凄腕の呪術師。一般社会で浮きまくりの主人公のキャラが魅力的でした。タイトルと表紙の雰囲気そのまんまの軽いストーリーで非常に読みやすいです。こういうのをラノベって言うんでしょうかね。小説はあまり好んで読むタチでは無いのですが、実話怪談でその技量を存分に見せてくれている著者の作品ということで(タイトルのバカバカしさにも惹かれて)手にとりました。本作品で解決していない部分も多いので続編を出してくれることを期待します2014/01/06

miroku

16
読み始めはなんじゃこりゃ?! と思っていたら、思わぬ方向に・・・。やはり黒史郎はあなどれぬ。2014/01/04

yashico

14
コメディホラーで面白かった。古風な女の子、「丑之刻子(うしの こくこ)、参ります!」本物の呪術師じゃなかったら厨二病な展開で笑った。厨二病と見せかせて本物ww呪術のやり方も教えてくれて面白かった。これシリーズ化して欲しいなぁ~恋愛だけの恋愛小説は胃もたれするが、こういう話のオマケのような恋愛は好き。刻子とカモノハシ君の恋の行方が気になる!2019/04/13

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