角川文庫<br> のほほん雑記帳(のおと)

個数:1
紙書籍版価格
¥572
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
のほほん雑記帳(のおと)

  • 著者名:大槻ケンヂ
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041847046

ファイル: /

内容説明

人生は大いなる漠然とした不安との夫婦生活だ。どこへ逃げても逃げ場は無く、眠っても悪夢となって悪妻はやってくる。だから、むしろ自分から悪妻と付き合うようにして、何かと彼女を手なずけてしまえばいいのだ。生きることから逃げないようにして、何とか折り合いをつけるようにするのだ――。折り合いのついた状態を“のほほん”と言う。偉大なるのほほんの大家、大槻ケンヂが指南つかまつる「のほほんのススメ」。風の吹くまま、気の向くまま、今日も世の中、のほほんだ!

目次

1 のほほん的生活のすすめ(湖のそばで犬と暮らす日々。 猿と化す ほか)
2 のほほん風人間のすすめ(欲望という名の天才、三柴江戸蔵ってなんだ!! UFOを見た演歌歌手、山本譲二ってなんだ!! ほか)
3 のほほん流読書のすすめ(淡々と文語体で綴る戦争のはらわたの部分―『戦艦大和』 タイトルでぶっ飛ぶが、中身は意外や人間ドラマ―『宇宙人の死体写真集』 ほか)
4 ミュージック・ヌンチャク!(英国の人気バンド、オアシスの巻 『エマニエル夫人』サントラ盤 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

54
古本祭りで購入。本書は「のほほん」をキーワードに綴る一風変わったエッセイ集。待ち合わせには2時間遅れは当たり前、知り会ったばかりでも意気投合すれば、東京から大阪までドライブ、ものの道理が通用せず、命と世間しらずの「天動説の女」のエピソードは、何回読んでも楽しくて笑える。また、「宇宙人の死体写真集」「ドラッグ・内面への旅」「大山カラテもし戦わば」等マニアックな作品の書評も面白かった。オーケンの文士としての一日を写真でみせてくれるのほほん写真館も得した気分。オーケンの魅力あふれる1冊。 2022/05/21

『よ♪』

48
のほほん。嗚呼、のほほん。…のほほん。──では、また。ウッ!(゜◇゜ )☆\(--;) オイ! いや、書きようがなくって💦エッセイです。ごった煮です。サブカルなわくわくがいっぱい♪以下、半数以上に興味あればお薦めかと──。晩年は犬と暮らす、コマコさん気になる、バンドブームは高木ブー、有頂天ケラ、ブレードランナーといえば『おやじ4つくれ』「2つで充分ですよ!」『4つだ』「2つで充分ですよ💦わかって下さいよっ💦」、A猪木と前田日明、甲本ヒロトと大仁田厚、デビルマン、ドグラ・マグラにパノラマ島、町田町蔵。2021/04/24

たくのみ

11
又吉の本をよんで、ふっと読みたくなった、大槻ケンヂ。 切なさと猥雑さにあふれたエッセイ。 とくに、赤毛のアンと、三島、乱歩が並列に登場する書評 と洋楽一言コメントが面白い。 前半なくてもよかったかも…書かれてから20年、やっぱり時代を感じてしまう。寄せ集めふうに見えて、考え抜かれた構成。 ただの、のほほんではない。2014/06/28

アサギモ

9
オーケンの本を読んでいると、自分の物の見方を変えられそうでワクワクします。本であれ映画であれ音楽であれ何であれ。こーゆうオモシロ可笑しい見方を自分を倣いたいなぁなんて事を読みながら毎回思う訳なのです。そんで本書は、オーケンオススメの小説映画音楽が紹介されてる分一層その念を感じました。ジャンルがごった煮してる所がたまりません。後は序盤のエッセイのD子さんの話が良かったです。腕に白い包帯を巻いた少女ってフレーズがグッときます。何だかんだ言ってもセンスですよね。ふぅ、のほほんと生きてみたいですねぇ。2013/07/01

あかつや

7
当時筋肉少女帯ファンの姉から借りて読んだことがあったが、今読んでも面白かった。哀しい失恋話の直後に尻好き男性に苦言を呈したり、文学や詩、ロックな音楽の話など幅広いテーマを扱ったイカした本だが、なかでも著者のプロレス話と格闘技話が私の趣味と合致して一番刺さる。プロレスのような「バカみたいなもん」に夢中なところが気にいらないという女性ファンの声にプロレスは「『バカ』そのものなのだ」と答え、いまは亡き喧嘩芸骨法創始者・堀部正史の名著『ザ・喧嘩学』を女性誌の読者に向けて絶賛する。なんとも素晴らしい啓蒙活動である。2019/01/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/573229
  • ご注意事項