内容説明
セクシュアル・ハラスメントの被害者であるのに、逆に加害者として訴えられたサンダーズは、反撃を決意する。だが、革命的新商品の生産ラインで不良品が続出するなどのトラブルを合併相手に隠している社は、さらなるスキャンダルを避けようと、彼に圧力をかけてくる。そして事件をきっかけに、社内には彼がこれまで思いもよらなかった陥穽が潜んでいたことが明らかになっていく……波瀾万丈のページ・ターナー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
37
テンポの良い会話の応酬、息をつかせぬ展開、次第に見えてくる陰謀と、やはりクライトン、面白い。女性から男性に対するセクハラというセンセーショナルな題材も、性の有り様に一石を投じたものだと思う。エンターテイメントとしてとても読ませる内容だった。2015/04/08
bookkeeper
35
★★★★★ 再読。弁護士フェルナンデスと組んでディジコム社経営陣と全面対決に臨むトム。社会的な常識とは真逆の主張での逆転はあるのか…?ギリギリのところで決定的な証拠が出てくるので気分爽快。思う存分サスペンスを満喫できます。でも、これはお話しの世界でのこと。現実には訴えを起こされた時点で社会的に抹殺される事例が多かろうと思うと、本当に怖い。クライトンならではのハイテク小道具で仮想現実マシンが登場するが、扱いは控えめ。 「ハラスメント訴訟は武器になるんですよ。そして、その武器を効果的に防げる防具はありません」2024/05/08
塩崎ツトム
6
中学生時代のぼくにとって、クライトンの「ジュラシック・パーク」がバイブルのようなものだったけれど、SF要素のない経済サスペンスも、文句なしに面白い。「恐怖の存在」でも「NEXT」でも主題になっていたけれど、どんな花形産業でも、組織の内情が腐りきっていては、いかに時流に載っていてもムダだと時代に訴え続けていたクライトンは、やはりすごい。2013/12/11
せんにん
3
恐竜が出てくるわけでもタイムスリップするわけでもナノテクマシンが出てくるわけでもないのに、この手に汗を握る感じはさすが"超頭脳"クライトンだと思った。2012/02/29
まさ
2
登場人物が多すぎて上巻半ば迄往生した。その後は一気に読めたけど結局敵は巨悪ってわけではなかったんですね...セクハラには気をつけよ〜。2010/10/04
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