白泉社文庫 フロイト1/2

著者名：川原泉【著】

白泉社（2014/03発売）

• ISBN：9784592883166

内容説明

2つで1組の提灯（ちょうちん）を分けたら、夢の出来事が現実に…。精神分析学の創始者フロイトの魂が、日本の小田原に甦った！？
川原教授の哲学ワンダーランド！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アマニョッキ]

お薦めいただいた作品。表題作はなんとも不思議な読後感。あそこでラストにしてしまえるところが川原先生が教授と呼ばれている由縁か。漫画というより1種の哲学書のよう。他の6作品は絵柄から初期のものだろうと推測。先生、リケ男、ドS、妹、なんだこれ、今巷で流行っている萌え設定勢揃いじゃないか！そりゃ教授と呼ばれるわ。アヴァンギャルド。

2017/09/10

[せ〜ちゃん]

★★★★★ 収録作品→【フロイト1/2】…夢で会う青年と少女。とても好きなお話♡【たじろぎの因数分解】…数学だけが苦手な女子高生と数学教師の義兄妹♪【悪魔を知る者】…御曹司の本性を見抜いた幼馴染♡【真実のツベルクリン反応】…地味な女子高生と年寄り臭い青年医の気が合う♪【花にうずもれて】…感情で花を咲かせる少女は無表情。【メロウ・イエロー・バナナムーン】…SF。誤解して逃げて来た元夫と再会し、無理やり秘書にされる♪【ジュリエット白書】…兄同士が犬猿の仲でロミジュリの様な親友が、それぞれの兄に見初められる♡

2017/08/13

[るぴん]

川原泉再読祭り②「フロイト1/2」を初めて読んだ時、遭難事故捜索救助費用は自腹だと知って驚いたのを思い出す。川原さんは、女子高生と30歳前後のおじさんの年の差カップルが好きなんだなぁ。川原漫画の女子高生が、妙に所帯じみてるから似合うのかも。

2017/07/19

[ぐっち]

何度目かの再読。働きすぎの弓彦さんにはおとぼけな梨生がいてよかった。じんわりします。

2021/03/27

[のんすけ]

ようやく全巻揃いました！そしてずっと読みたかった「たじろぎの因数分解」が♪初期の作品で絵が見にくいものの、話はさすが。セリフが多いのも懐かしい。少女漫画にありがちなせっていなのに忘れられないほどインパクトがあったんですね〜面白かったです。

2014/01/30