内容説明
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太平洋戦争降伏で日本政府が抱いた最大の不安は、天皇の身体の安全と、天皇制が維持できるかにあった……昭和20年8月15日から始まった昭和天皇の歩みを、歴史ドキュメントの第一人者が克明に描く。
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感想・レビュー
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筑紫の國造
6
ひさしぶりの児島襄。時代としては『史録 日本国憲法』『日本占領』とかぶる。タイトルに『昭和天皇』とあるが、天皇その人はそれほど出てこない。これも、時代が敗戦によって変わったことの証明だろう。日本国憲法制定に関するGHQとの攻防、昭和天皇の行幸など、戦後目まぐるしく変わる世の動きを証言も交えて活写する。ほかの著作とかぶるせいか、第一巻はやや退屈。できれば、著者独自の証言などがどの部分であるか、明確にして欲しかった。参考文献一覧も、最終巻を見たが載っていない。2019/03/01
