内容説明
大手製薬会社の御曹司が何者かに撲殺された。捜査が難航する中、一通の不可解な手紙が警察に届いた。〈天地子我〉4つの漢字で綴られた177文字の暗号に、真犯人が明かされているらしい。だが、差出人が特定された矢先、その人物も何者かに殺害された! 暗号推理の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
29
暗号推理モノ。製薬会社の御曹司が殺されて一連の事件がスタート。かつて、被害者とケンカ別れして大学の研究室から去った男も殺される。高校で生物を教えていた彼が警察宛てに出した、天・地・子・我の4文字の羅列からなる暗号文の解読を進める一方、容疑は御曹司と同期の薬学部研究員で、製薬会社にも一緒に入社する予定やった男に集中。上昇志向の高い彼。不利な状況に追い込まれる彼に対し、婚約者まで不信感を持つように…。後半で暗号解読に成功した時点でガラッと空気が変わる。登場人物たちも信じ難い意外な犯人。その逮捕劇は結構冒険的!2020/10/25
リリパス
0
シリーズものではない、単発の長編作品です。面白かったです!!!2023/06/27