内容説明
清純派女優・八木橋紀子との密会を終え、自宅に戻った東都大学助教授・宮本洋一郎は異常を感じた。いつも彼を迎える一人息子・操（みさお）がいない。そして暗い室内に、妻・邦子の死体が……！ 誘拐殺人か？ 警察に通報せず、犯人の連絡を待つ宮本と紀子の前で、電話のベルが鳴った！ 最も残酷で卑劣な犯罪・誘拐。犯人追跡を息づまる筆致で描く、サスペンス・ミステリーの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Opinion
14
絡み合った人間関係、絡み合う事件、事件の詳細が明らかになっていく程に複雑に絡みあう。これほど重大事件が絡み合った事件には無理があるけど小説ですからね。最終的に誰もハッピーでないので気持ちが落ち込むなぁ～2016/05/28
