光文社文庫<br> 幕末算法伝 - 長編時代小説

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光文社文庫
幕末算法伝 - 長編時代小説

  • 著者名:小野寺公二
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2014/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334719128
  • NDC分類:913.6

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内容説明

最上流算法家の金盛吉之丞は、維新の動乱に巻き込まれ、官軍参謀暗殺の一味に加わって失敗。逃走の途中、負傷して動けぬ親友の渡会清明を手にかけた過去がある。その事情を明かせぬまま、彼は清明の妹・志ほに、実の兄同様の愛情を注ぐ。ところが、志ほは彼を恋人として慕い、ひたむきな思いを寄せていた――。 日本独自の算学(和算)を題材とした、異色の長編時代傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

9
最上流和算家を主人公とする時代小説。同著者の「算学武士道」には数学の問題が複数含まれていたが、本作は幾何の問題が一題だけ。鮮やかな補助線で解決する問題であり、どういう仕組みになっているのか、にわかにはわからない。座標に落としてみたら構造がわかるかな。ストーリー的には維新前後の反官軍からの視点で語られる。国内戦争に敗れたあと、身を処する機会をうかがう毎日。つまり敗戦文学である。和算もまた洋算に押されて滅びゆく文化であった。時流から外れた男の虚無感がテーマか。2019/09/27

かねかね

0
煮え切らない男の話しだった(^_^;) ちょっと、どうよ、これ!! てな駄目男っぷりに脱力でした。2010/12/21

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