内容説明
自分の意にそわぬ者を従わせるため、権力者たちが好んで用いた“拷問”と“処刑”という恐るべき罰。世界のあちこちで、人は知恵をしぼり、想像を絶する残酷な方法を編みだしてきたのだ。断頭台の露と消えた悲劇の王妃たち、魔女狩りの犠牲となった女たち、ドラキュラ伯等の暴君たち……。ギロチンや火あぶりなど、歴史上名高い拷問・処刑方法をも詳しく収録した、めくるめく戦慄の拷問世界!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青蓮
100
読友さんの感想から。拷問、処刑とその歴史や拷問の種類を紹介する。残酷な内容だけど、わりとあっさりめなので読みやすい。読んでいて、一番怖いのは人間なのだなぁとしみじみ思いました。昔は娯楽が少なかったせいで、処刑や拷問が民衆の見世物になっていたということも今考えると悍ましい。それにしても、ここに書かれたことが本当にあったことだという事実にも戦慄する。拷問道具等の図版があればもっと楽しめたかも。巻末の参考資料も気になる本は読んでみたい。2017/05/02
りりす
24
家にあった本。残酷で大掛かりな処刑ないしは拷問は、常に権力に守られ共にあるのだということがよく分かる。白昼堂々罪人がこれから殺されるところに押し寄せて、引っ立てられて登場する罪人に野次を飛ばしていざ刑が執行されれば大歓声をあげる大衆心理というのは異常に思えるかもしれないけど、考えれば今の死刑制度にある、「危険人物を殺してほしいけど自分は手を下したくないから誰かが私の知らないところでひっそり殺して欲しい」という大衆心理よりは健全な気がする。2016/12/03
茉莉花
24
興味あるとこだけ抜粋して読みました。よくこんな酷いことが出来るなと思いますが人は昔から残虐なものを見るのが好きなのだという言葉には正直驚きましたが否めないなとも思いました。私は好きではないですがニュースで虐待やイジメが取り上げられてるのを見るとそういう人間もいるんだなぁと感じます。なんせ、エッフェル塔が新築されたことよりも処刑現場の方に興味がいくのだからどういうこっちゃ。また、人道に背いた残酷な拷問(酷い苦しみ)を避けるためにギロチンが発明されたというのだから驚きました。当分残虐な本を読むのは控えよう。2016/03/02
MINA
14
結構グロ耐性あるつもりだったし拒否感そんなに無いつもりだったけど…しょっぱなからもう徹頭徹尾無意識にもう顔がひきつるわ。おぞましいなんて言葉じゃ足りない、もう自然と吐き気を催してしまう。脳内であらゆる拷問を疑似体験してるような感覚だわ。これもう仮にVRで拷問体験したらあっという間に狂えるかもしれない。ドラキュラって実在したのね。エリザベート・バートリーの拷問とか最近二次創作で見たわ…漫画やイラストだとグロくてもある程度何故だか惹きつけられるのにそれが文字通りのこと実在したことだと思うと途端に…。2018/12/01
ももっち
10
再読。拷問、処刑、歴史、その種類の構成。悪虐非道の権力者等の拷問は酸鼻をきわめ、もうあるとは思うけどエピソードの一つ一つが長編小説になる感じだけれど羅列されると案外軽く読めてしまう。かなりかなり前に読んだ時は、読む自分にとても背徳感があったけれど心臓に毛が生えたのかな。本当はもう少し学術的なのが欲しかった。拷問は人間に苦痛を与え精神的に追い詰めていく手段。合理的理由のある加虐でありその器具や手段を考案するにいたる背景や過程に興味がある訳なので。加虐自体に享楽を求める拷問もあるけど。2015/12/06
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- 週刊ベースボール 2018年 4/2号




