内容説明
動画投稿サイトに忽然と現れた、四つの映像。『回線上の死』と題されたその不鮮明な映像には、四人の男女が残酷な方法で殺される様子が映し出されていた。悪戯?それとも本物なのか?期限付きの捜査を命じられたクロハは、映像の中の音に、奇妙なずれがあるのに気付く…。圧倒的な緊迫感と、想像を遙かに超える展開。熱狂的支持を集める「クロハ」シリーズ第二弾。
著者等紹介
結城充考[ユウキミツタカ]
1970年香川県生まれ。2004年、『奇蹟の表現』で第11回電撃小説大賞銀賞を受賞。’08年には、『プラ・バロック』で第12回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。新たな捜査小説の書き手として、大きな注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タックン
67
再読。クロハシリーズ第二弾。動画投稿サイトにあげられた怪しげな動画。その信憑性を3日間限定で調査することになったクロハ。それを事件化して、捜査の発端も解決もみんなクロハがやったって感じの話。クロハのいくとこに事件がある・・・凄い臭覚か事件がクロハを追いかけてる。でも一人で動き回り過ぎかも。孤独過ぎる。 事件の構図はわかるけど、読んでて難しかった。事件とゲームサイト系の黒幕との関係は不透明だし、ユキも途中退室だし、男サイはあっけなく死んだし。 それでも優秀な美人刑事の活躍は清々しい。 2023/11/22
あや
67
クロハシリーズ第二作目。二作目になり、前作よりも登場人物のキャラも生かされ、展開もより重厚なものになっているように感じました。姫川シリーズなどとつい比べてしまいがちですが、こちらのシリーズもこれはこれでいい作品です。雨が降るシーンが多く、闇の部分に落ちてしまいそうな危うい印象を受け、それが全体の魅力にもなってるんじゃないでしょうか。そして意外性のある展開に最後まで振り回され一気読み。これは3作目も楽しみだ。ただひとつ不満を言うなら、新しい登場人物をもっと活かしてほしい。せっかくの設定がもったいないなと。2015/01/22
眠る山猫屋
40
サイの壊れ具合、好きだなぁ。エコーは理解の彼方の存在で、その分歪み具合が解りやすくて。タカハシもまだ再登場の可能性がありそうだし、続編にも期待しよう。アイも幸せになりそうだけれど、クロハに残った大切なものはキリだけになってしまったのかなぁ・・・。2015/03/16
ちょき
38
クロハシリーズ第2弾。単身、冷静に犯人に近づいて行くクロハは凄い。てか、周りの警察官がグズすぎるのかも。犯人の狂気度は前作と同様で凄まじいが、人の存在感とか個性とかそのあたりが淡白なのでそんなに熱中はできない。ミステリーの部分(犯人の犯行の動機)がつい気になって読んでしまう小説。2016/10/10
RIN
36
先日、TVドラマでやっていたのが、面白くて、ちょっとアマゾンさんで検索してみたら。ちょうど、TVドラマの2作目が、この書物ってことで、読んで視ました!ドラマの俳優さんや、女優さんが、まだ記憶にあって、読みながらも、TVみてる感じで、読みました!ただ、一気読みまでは、なかなかいかず。。らすとから、ばたばたと進展していったので、読み終わるのに時間外かかっちゃった。三作目。また発売されたら読みたいシリーズです!2015/03/26




