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内容説明
純粋な力を信じるクロ。純粋な心を信じるシロ。2人の悪童が背徳の街宝町を舞台に繰り広げるアクション。危ないから気をつけてくださいね！！宝町に住む少年、シロとクロはネコと呼ばれ、他の町でも恐れられる存在。学校にも通わず、暴力で金を奪い取る荒んだ生活を繰り返していた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キジネコ
41
アヴァンギャルドだなあ…て、手にする度に想うのです。天才バカボンを100倍くらい荒んだ感じにすれば…て、説明しても勝手な思い込みだから伝わるか、どうか自信という基準で語る事が出来ません。表紙の男の子はクロくんと云います。空を飛ぶことができて滅法喧嘩が強い。住んでる宝町を「俺の街」と云い弟なのかもしれないシロ君と物語の２Topです。俺の街化を目指すヤクザ、警官、ギャング…達の思惑とクロ君なりの行動理念が火花を散らし「街」が徐々に変容していきます。癒しや教訓はないけど愛の形に関する考察の余地があります、多分。2017/09/30
PEN-F
38
たまに無性に松本大洋の世界観に身を委ねたい衝動に駆られる時がある。シロとクロの住む世界。クロの葛藤。悩んで苦しんで、生きてく意味の答えを探し出そうと必死に足掻いている....。その答えはシロの存在そのものなのに。2020/09/13
fu
14
まとめ読み(コメントは3巻に分けて書きます) 暴力、殺人、窃盗ありの殺伐とした街でしたたかに生き抜くストリートチルドレンの姿と任侠の世界を描いたストーリー。 私にとって全く食指が動かないジャンルにも関わらず、泣けてしまうのは何故なのだろう。 変化の激しい世の中で、それに対応するべく「変われ」と迫ってくる社会と、変化を好まない人々の抗争は資本主義社会の縮図そのものであり、読み手も身につまされる部分があるからか。2016/08/21
魅乃乎minoco19860125
10
この人の絵柄は、漫画というよりアート感が強い。独特な線に独特のCOOLさがあり、かっこいい。
多田幾多
8
この漫画の主人公はクロとシロ、そして宝町という「町」だ。少年がもがき生きる…この漫画は傑作だ。2013/04/07
