ちくま文庫<br> 脳の見方

個数:1
紙書籍版価格
¥726
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ちくま文庫
脳の見方

  • 著者名:養老孟司【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 筑摩書房(2012/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480027818

ファイル: /

内容説明

長い進化の時間の中で、ヒトは巨大な脳を手に入れた。取り出してしまえば、柔らかそうな、丸みを帯びた、灰色の物体に過ぎないこの器官が、ヒトを知る鍵であるらしい。私たちがものを考えるとき、そこでは何が起こっているのだろうか。真実とは一体どこに存在するのか。ゲーテからウオノメまで、自在な角度から論じ、脳とは何かに迫っていく。『唯脳論』へと続くエッセイ集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

26
新規購入ではなく、積読状態だったもの。 購入詳細不明。 2013/1/21~1/25 恐らく20年ものの積ん読本。脳の見方、というタイトルだが、脳の話と言うよりは、氏の専門の解剖学を中心とするエッセイ集。もともと哲学書房という出版社から出たこともあるのか、多分に哲学的内容。後に氏の代表作ともなる「馬鹿の壁」という言葉が出てきたのが興味深かった。2013/01/25

ひばりん

5
いまや!100人の養老孟司ファンに「養老先生のどこが好きですか?」と尋ねれば、約98人が「猫好きなところ」と答える。そんなご時世でしょう。違うんだなぁ、そこは「いつまでも髪がフサフサしているところ」と答えるのが、古参仕草!っていうのは嘘!でも、この本に入っている「知と性の毛だまり」というエッセーがありまして、ものすごいエッセーなのです。これを読んだ100人にもう一度同じ質問をすれば、今度こそは、100人全員が「いつまでも髪がフサフサしているところ」と答えてくれるに違いありません。頼みます!2021/01/12

中島直人

2
特に決まったテーマはなく、その時々に出版社から求められた主題について、著者が徒然なるままに書き散らかした感のある本。部分部分刺激を受ける部分あり。養老孟司さんは、やっぱり読んでて面白い。2013/09/06

風見じじい

2
いろいろな雑誌に書いた文章で、書いた時期も対象とする読者も異なるため、一貫した文章ではなく、解剖学、哲学、発生学などがランダムに出てきて、それぞれの専門の人には何でもないことでしょうが、私には解りにくいことが多かった。また昔の優秀な学生さんは何でもないでしょうが、「不可ない」、「お交際合いしてしまう」といった表現に戸惑いました。また、専門用語には振り仮名を振ってほしい点と、写真の説明をもっと丁寧にしてほしかったと思います。それにしても、博識な人ですね。2012/11/07

茶幸才斎

2
前作、『ヒトの見方』は解剖学の中央を突っ走った内容だったため、まったく馴染めなかったが、本作は、よりエッセイ的要素が強く、比較的読みやすい方だった。p.104の「ソフトのハード化」は、なるほどと思う。試行錯誤の末、最良の様式が決まれば、これを定型として固め、迷いや疑いの余地をなくして無駄な労力を使わなくする、ということだ。2009/12/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/375413
  • ご注意事項