角川文庫<br> 暗鬼

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角川文庫
暗鬼

  • 著者名:乃南アサ
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • KADOKAWA(2013/11発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041914014

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内容説明

親子四代、総勢9人という現代では珍しい大家族に嫁いだ法子。まだ他人の法子にとって、初めて知る大家族とは、暖かくお互いが理解し助け合う最高の絆であった。だが、ふとしたきっかけから、法子は家族の表面的な優しさの奥に潜む奇妙な人間関係、謎の多い行動に気付き、ひとり調査を始めた――。“本当の家族になりたい”と切に願う法子によって、次々と解き明かされてゆく真実の家族の姿とは……!?家の呪縛、血の絆まで描ききる本格サイコ・ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jima

23
なかなか怖い話。親子4代、9人の家族に嫁いだ法子。洗脳の恐ろしさ。。(疑心)暗鬼か。2019/03/04

pepin

21
資産家の大家族に嫁いだ法子。親子四代9人の志藤家は暖かく信頼し合う家族だった。しかし、ある事件をきっかけに婚家に潜む異常さに気付いていく。相当気持ち悪かったです。1993年発表なので、内容の古さは否めませんが、最近のイヤミス、オゾミスに勝るとも劣らない仕上がり。結婚して新しい2人の家庭を持つのではなく、いわゆる「嫁」として婚家に入る。大なり小なり、1種の洗脳はありそうです。中古で買ったのですが、前の持ち主の自筆のメモ書きが挟まれていました。「正常な人が徐々に、洗脳されて行く。コワイよ!」うん。怖かったよ。2019/02/23

はと麦茶

16
気持ち悪かった。法子が普通の家庭に育った普通の人だったのが余計に怖い。現実に起こる事件もこんなふうだったのか。2018/05/08

ゆりまなっとう

10
怖。精神が壊されていく。家族ぐるみで。ある程度は予測していたけど、一気に読んでしまった。2018/07/10

まきこん

10
★★★☆☆怖いなー。普通の女性が、段々と洗脳されていく。マインドコントロールを家族ぐるみでされたら、いち女性などひとたまりもないんだろうな。法子がどんどん変化していく様は、まさに暗鬼。某宗教やタレントが浮かんできました。2014/04/13

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