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内容説明
騒動は、安政二年六月の夏にはじまった。田辺に居住する紀州藩横須賀組一統に対し、紀州家から支藩安藤家への支配替の通達が届けられた。横須賀組二十二家はこれを拒み、家康以来の徳川直臣の家柄である証拠書類をもって安藤策と執拗に通達撤回の運動を行なうが、決裂、整然と田辺を退散して浪人となる。しかし、六年余の浪々の後、一統は復帰運動を展開する。本書は、団結して復帰成功に至る横須賀組の動向と、幕末武士社会を描く。
目次
1章 ある日突然に
2章 田辺与力の由来
3章 従い難く候
4章 和歌山出府
5章 お暇のとき
6章 海弁和尚
7章 幕閣登場
8章 大願成就
9章 松阪御城番
10章 「苗秀社」士族の商法
11章 危機至る



