緑幻想 グリーン・レクイエム2

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緑幻想 グリーン・レクイエム2

  • 著者名:新井素子【著】
  • 価格 ¥576(本体¥524)
  • 講談社(2011/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061853669

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内容説明

ショパンのノクターンとともに死んだあの緑の髪の少女<宇宙の申し子>明日香が生きていた!? 果たしてそれは単なる植物人間なのか? それとも、この世のすべてのものと心をかよわせることができる生命体なのか? 明日香の新たな魂が綴る真実の愛の力で、緑の地球にいま、驚天動地の現象が始まる……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅわ

10
ひさびさの再読。「グリーンレクイエム」の続編ですが、こちらの内容はほとんど忘れていました。前作よりもスケールアップして、地球上の植物の意思!?みたいな感じですが、ふろしき広げ過ぎて追いついてない気が。あとがきいわく、素子女史もかなり苦労して書かれた作品みたいです。私的には、妙な主義主張が無くて、メロディを奏でる詩のような前作の方がいいし、物語的にもあそこで終わっていて良かったと思います。ただ、あまりに哀しい終わり方だったから、登場人物達のその後の始末をつけたかったんだろうなぁ~と邪推。2012/12/31

びっぐすとん

6
図書館本。前作と一緒に借りてしまったのでしんどいけど読む。食物連鎖を無視した植物サイド一辺倒の視点と、夢子の中二的被害妄想、唐突にセカイと同一化する展開。あげればキリがない突っ込みどころはこの際置いといて、20世紀末の少女たちが読んでたのは「みんな大好き!」といいながら、すごく「ひとりよがりの愛」だったんだなぁ。自分が大人になったせいかもしれないが、圧迫感がすごくて・・。今なら生態系ももっと細部まで練り込んで考証した作品になるだろうから、現代っ子にはウケないだろうな。前世紀の作品感が満載だった。2017/06/04

ちゃこ

5
グリーン・レクイエムの続編、完結編。前作より壮大なストーリーになっていましたが、やや冗長的だと感じる部分もありました。「わたし」以外の存在はすべて「他者」であって、植物は「すべての他者を愛している」と繰り返し語ります。つまり著者は作中で地球上の植物の気持ちを描いているのですが、はたして本当にそうでしょうか…2013/08/13

のぶひこ

5
「グリーンレクイエム」の続編 内容はイイのに、もう少しだけ短くまとめれなかったかなぁ、などと生意気なことを思う。 夢子のリターンマッチってのはいいのだけど、もう少し本人からストレートに主張させてあげたかった。いや、一応文面から十分気持ちは伝わるんですけど。 それはさておき、やはり植物は偉大だ。 草むしりなんて行為は、植物の身からしたら、いわれなき虐殺。 基本的には生えるにまかせている我が家の庭こそ、植物のためにある!ましてや、町内総出で行う公園の草むしりはやめるべき!・・・という事にしよう、などと思う今日2012/02/15

ほにょこ

2
★★★☆☆ 壮大な愛の物語。 殺伐とした話にならなくてよかったです。 2018/03/15

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