内容説明
ハープの調べに愛がめばえ、シンバルの響きに、幼い日の残酷な思い出がよみがえる。ピアノのささやきは作曲家を夢みて、やがて挫折した青春の日々の追憶に誘う。懐かしきイングリッシュホルンの音色に女の哀しい人生模様が込められる。音楽と楽器を巡って奏でられる、愛と哀しみと恐怖のメロディ。連作ホラーサスペンス。
目次
ささやくピアノ
イングリッシュホルンの嘆き
シンバルの鳴る夜
弦の切れる日
ハープの影は黄昏に
幻の鼓笛隊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読み人知らず
3
幻の鼓笛隊はちょっと怖いような切ないような。2013/08/11
♪(0・-・)0☆@ゆでタコの秋
2
全6話の短編から成り立つオムニバス形式の小説。 タイトルからも察する事が出来る様に 全編音楽が絡んだ内容となっている。 吹奏楽や管弦楽を演った経験が有る者で有れば、 想像や共感出来る描写や表現が結構多いです。 男女のエロも全面的に醸し出されています。 ♪(∩*´Д`*∩)=3 ♪(0・-・)0☆"2014/03/16
poke
2
楽器がキーになっている短編集。切ないけど、優しくて温かい、不思議な話ばかりでした。2009/12/12
けん
1
(図書館本)玉石混淆の短編集という感じだった。ただ「幻の鼓笛隊」は中でもとても良かった。←2019.9.30 「ブックオフ行き物件」とした。2015/10/29
Hika
1
ホラーとは言っているけれど、なんか切ないっていうか不思議〜て感じでした。2015/07/22




