角川文庫<br> 光の中の子どもたち

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角川文庫
光の中の子どもたち

  • 著者名:銀色 夏生【著者】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • KADOKAWA(2014/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041673188

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内容説明

私は、風景の写真をとるのが好きですが、人の写真をとるのも大好きです。けれど、人の写真をとる時はとても緊張します。知っている人でも知らない人でも、カメラを通して見ると、やけに神々しく感じられ、畏敬の念にうたれてしまうからです。人という不思議な、それぞれにすごいものを、写真の中で形として一瞬だけ写しとってしまうことに申しわけなさのようなものを感じているのかもしれません。けれどやはり自分なりの見方で、あるものの魅力的な側面をとらえるというのは、うきうきする作業です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Ikutan

63
銀色夏生さん、2冊目。モノクロの子どもたちの写真とそこに添えられた手描きの言葉たち。セピア色に輝く写真と銀色さんの研ぎ澄まされたキラリとした言葉が懐かしくて優しい瞬間を思い出させてくれる。子どもたちの表情も自然でほっこり温かい気持ちになれる一冊でした。2017/05/19

吉田あや

11
目に映るすべてにドキドキしていた頃から、少しずつ日常が生まれ、少しずつ何かが薄れていく。季節が夏から秋へと変わるように、見えるものが変わっていったあの頃の時間が閉じ 込められたような、深くて不思議な光の世界。モノクロでも元気に溢れる光と点在する子どもたち。道に咲く草たちにも驚きと楽しみを見ていた小さな頃の視点に帰って、てくてくと歩く散歩道。道々の花、まんまるお月様、飴玉の干し草、背中に地面、目の前には空。当たり前なんて存在しなかったあの頃のキラキラした記憶と再会できる眩しい光たち。2013/08/04

ろっか

7
「いつまでもかわらない 手と手をつないで 帰る道 お花をみつけて 立ちどまり ちぎって なげて また明日」白黒の写真の中で、かわいい笑顔を見せる子どもたち。季節は夏。海岸や森、川、とうもろこし畑。小さな後ろ姿が真っ白な光に透けてしまいそうに儚くて眩しい。「幼い日 胸におぼえた ときめきが 今も時おり 見えかくれ」2021/01/17

はな

3
子供たちの元気な様子が伝わってきて、思わず心暖まる作品。2010/05/26

のりじゃん

1
再読。カラーに慣れているせいか、モノクロ?セピア色が新鮮。2014/08/21

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