文春文庫<br> 海岸列車 〈下〉

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文春文庫
海岸列車 〈下〉

  • 著者名:宮本輝
  • 価格 ¥691(本体¥629)
  • 文藝春秋(2013/04発売)
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  • ISBN:9784167348083
  • NDC分類:913.6

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内容説明

幼き日、母に捨てられ、寄る辺なき人生の途上に立ち尽す兄と妹。青春との訣別の時。2人は自らの生の証しを求め、母の面影へと通じる「海岸列車」に乗る……著者は「あとがき」でいう、「真剣に生きているまっとうな妻子ある男が、そう簡単に、まっとうな若い娘と深い関係を結ぶわけにはいかない」と。ファッションのような手軽な“不倫”ではなく、命がけの愛の姿を描き切ったこの物語は、宮本輝がまっとうに生きようとする女性たちに贈るメッセージでもある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chikara

77
再読。強く決意した瞬間に結果が出ている。原因と結果が同時に存在する。『蓮』の喩えの想念は宮本輝氏の作品に多く見られる。沢山の気付きがあり、読む年齢により何に意気を感じる様になるかも変わってくるのであろう。やはり素晴らしい作品だ。必ずまた読もう。昔から砂漠に植物をという想いはこの作品から来ていたのか。2016/02/26

じいじ

50
 充実感満載で走りつづけた『海岸列車』が感動を得て終点に着いた。主人公兄妹それぞれ異なった生き方、考え方を劇的に描き上げた力作である。上巻で年上女のヒモに成り下がった兄夏彦を見事に立ち直らせた。本作で著者が描きたかったテーマは「不倫」だと思う。妹かおりと国際弁護士戸倉との恋。互いの心情は日増しに高まる、しかし、一度だけの口づけで踏み止まらせた。この著者の倫理観に賛同したい。著者はあとがきで「真剣に生きるまっとうな妻子ある男が、そう簡単に、まっとうな若い娘と深い関係を結ぶわけにはいかない・・」と述べている。2015/03/08

背番号10@せばてん。

28
1992年11月24日読了。おじさんだって、たまにはこういう本を。(2022年12月15日入力)1992/11/24

佐島楓

26
かおりが戸倉に媚びてみせる描写はちょっといやだったが、結局関係を持たせないままこの小説は終わる。そこが潔くていい。失踪したきょうだいの母と再会する前に語られる母親の過去。かおりは同じ轍は踏まぬとばかりに仕事に目を向け、夏彦も自分の道を歩み始める。因果を断ち切りたい、そんな気持ちがあったのだろう。バブル時代に対する著者のメッセージも書かれる。このスタンスは心地よい。いろいろと考えさせられながら読んだ。2012/11/26

ミカママ

21
とにかく、イイ、イイ、イイ!登場人物が全部善人。メモっておいて読み返したいようなフレーズてんこ盛り。そして一番すばらしいのが、かおりと戸塚が不倫に走らなかったところ。著者ご本人もあとがきで述べてらっしゃるように、不倫を美化しすぎる風潮に警笛を鳴らしたとか。不倫すると「命に傷がつく」ってすごいなぁ。最後のほうで、自分たちを捨てたおかあさんに再会するシーンだけがちょっと残念だった。おかあさん、かわいそすぎでしょう~。2012/01/31

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