チェルノブイリの少年たち

個数:1
紙書籍版価格
¥1,068
  • 電子書籍
  • Reader

チェルノブイリの少年たち

  • 著者名:三枝義浩【著】
  • 価格 ¥462(本体¥420)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063135039

ファイル: /

内容説明

今と未来を生きる少年たちへ――。悲劇は終わったのではない。始まったのだ……!! 1986年4月、旧ソ連で勃発(ぼっぱつ)した人類史上最悪の大惨事“チェルノブイリ原発事故”。人びとの生活を豊かにするはずの発電所が、人びとの生命を奪ってゆく……。見えない放射能の恐怖に翻弄(ほんろう)される一家の運命を描く、社会派ドキュメントコミック!! 表題作のほか、日本の環境保護運動の先駆けとなった感動の実録ドキュメント「尾瀬に死す」もあわせて収録!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ようこ

5
学校図書館を片付けていて発見。20年前の本でしばらく放置されていたらしい。チェルノブイリ発電所のすぐ近くに住んでいた家族(父親は発電所に勤めていた)が自己のために離ればなれになり、子どもたちが犠牲になっていく辛いストーリー。福島と被害の状況はちがうかもしれないが、こんな怖い本がずっと読まれずに放置されていたという事実は重い。尾瀬の環境保全のために命をかけた人の話もこの本には収録されている。2012/09/19

Takao

3
1992年6月23日発行(初版)。以前買って読んでいたものだが、手元に見つからず、「日本の古本屋」で再度購入、再読した。表題作(「週刊少年マガジン」1991年、第38号、39号掲載)と「尾瀬に死す」(「週刊少年マガジン」1992年、第6号、第7号)を収録。今の高校生にとっては、どちらも生まれる前の話だが、フクシマを経験した今、身につまされるチェルノブイリの悲劇。また、日本の自然保護運動の原点と言われる尾瀬の闘いも若い人たちに伝えたい。2017/07/09

薙沢 ゆき

1
1986年4月に、旧ソビエト連邦ウクライナ共和国のチェルノブイリ原子力発電所で、実験中に起きた事故の後の出来事の話。 逃げようとしていた勤務者を無理やり連れ戻したり、子供を両親から引き離したり、そして子供からどんどん死んでったり。 福島のことを、もう大丈夫だとは言えないし、六ヶ所村も祝島も、福井の若狭も、こうならない保証はないわけで。 なんでこんな、自分たちの首を自分たちてしめてるんだろ2015/02/28

kr

1
広瀬隆の同名作品を下敷きにした物語。冒頭に写真など載せてはいるが「ノンフィクションではない」ことは念頭に置いて読まねばならない。 しかし原発事故の恐ろしさ、何もなかったかのように振舞おうとする不気味さは、他人事ではない現在ひしひしと伝わってくる。 このような書をしたためた筆者は今、どう感じているんだろうか?2013/08/17

cozy

1
実家から出てきた20年くらい前の漫画。読んだ時も衝撃だったが、改めて今読むと、もっと問題視しておくべき課題だったんだなと実感。もう一話の「尾瀬に死す」も感動。環境意識がとても高まる。どちらも子供にとても読んで欲しい漫画。再版して欲しい。2012/01/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/155799
  • ご注意事項