内容説明
南北朝の動乱、越後府中文化、天下への夢、織豊政権…。名将・上杉謙信を生んだ越後上杉一族の波瀾のドラマを、越後上杉家と深い関わりをもつ居多神社宮司が描く。
※本作品は紙書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
4
越後上杉ということで足利尊氏の従兄弟上杉憲顕から始まり、上杉景勝までの事績を辿ったもの。著者は居多神社という越後国一宮の神主ということもあり上杉に関する史料が豊富であり、詳しい。上杉謙信登場までは越後上杉+守護代長尾は関東管領上杉の助っ人でたびたび関東に出陣していたのであまり謙信と変わらない。それにしても謙信で100ページくらい割いているのはやりすぎかと思う。景勝をもっと書いて欲しいところではあるが、越後ということで以降は割り引いたのだろうか。2015/11/15
冬至楼均
1
父の遺品。もらい物。2023/08/19
左京大夫
0
人名をいちいち仮名と実名を併記するので冗長。引用する史料は釈文だったり現代語訳だったり統一されていない。脈絡もなく自分の家の史料を出して自分語り。 はっきり言って紙幅ほどの中身はありません。また、上杉一族と言ってますが、ほぼ上杉謙信のみ。そして謙信にかこつけた自分の家自慢と知識自慢に終始しています。学問と呼べる水準には達していない、というのが正直な感想です。2021/07/22