内容説明
「食べてはいけない、太るのよ!」とつぶやきながらの真夜中の台所。たくあんの音と格闘した、漬物の嫌いな彼との食卓。領収書をもらう男の気持ちを測る、レストランでのデート。いろんなことがあるけれど、やめられない食の快楽、飽くことのない食べ物への好奇心。そう、食べている時にこそ、女の成熟度が現れる。食事にまつわる、この42の事柄が、あなたを大人の女に変える! 書下しを含む、42の食卓エッセイ。あなたの食欲の奴隷度をチェック。
目次
仮性過食症
カレー一皿
最後の一つ
家庭の奇習
子供の味覚
食べながら泣く
スナック菓子
男女の食卓:
真夏のおやつ
口臭
飲食店の従業員
世紀末チョコレート
焼肉屋の前掛け〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅき
35
酒井さん。。。すきだぁ~食べ物に対してツボが一緒!バターたっぷりも、男の料理も。ぜひとも夜もやってるあんみつ屋さんやってほしいです2015/02/08
kera1019
4
著者の食に対する拘りがすごいです… 食欲って身近な欲求だけに恥ずかしい思いをする事も多い。食欲の為に必死になって人目を盗む楽しみに自己嫌悪しながらもやめられない、あかんと思った時ほど美味しいもんです。バターがタップリ入った生地をクルっと巻いてあるシガレット状のお菓子の端っこを咥えてバターの香りが混じった空気を吸うのが楽しみと言うのには笑いました。2014/03/31
葉桜
2
恋人に隠れて漬物食べる話が大好き☆2013/12/11
ココアにんにく
1
図書館の書架で異彩を放っていた。煮しめたように変色。『食欲の奴隷』とすごいタイトル。発行年が23年前。それでも図書館の開架棚に生き残るすごさ!読んでみたくなった。スナック菓子~最初は無心で食べ、残量が数えられそうなぐらいになってからの葛藤。そして最後の1個。この心理描写!23年前らしいこと~マヨネーズが新参者・キウイがめずらしい・レディボーデン。同じテーブルで同時に料理が出るのが今では一般的だが、当時はばらばら。そしてオーダーが通っていないなどが頻繁など、今読むと違う楽しみが2015/10/24
kama
1
★★ 想定読者層と違うんで当然ながらあまり共感をもてずしかも不明な固有名詞も多く残念。2013/12/30