内容説明
飲み屋で一杯やるうちに、おシャカさまの時代に迷い込んでしまった漫画家越宮飲助と編集者一斗樽蔵造。命をねらわれたふたりは、悪魔の誘惑に負け、おシャカさまに毒入りの乳がゆを供養してしまう。さまざまな事件に巻き込まれながら悪魔の正体をつきとめようとおシャカさまの後を追うふたり-。人間の内に潜むさまざまな悪魔を登場させ、悪魔とは何なのかをドラマチックに解き明かす。
目次
魔界の迷路
波旬とのたたかい
伝道の旅
悪魔の正体
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
16
「悪魔のはなし」執筆の依頼を受けた漫画家が、監修者であるひろさちや先生の講演会に赴くも、居眠りして肝心のお話を何も聞いておらず、はたと困ってしまいます。さっぱり仕事が進まない漫画家の元に編集者が現れるのですが、ひょんなことから異世界に迷い込んでしまいます。そこで、悪魔とは何かを探す旅をすることになるのです。とてもテンポ良く話が進みます。構成のうまい漫画家さんだと思いました。さて、悪魔とは。ズバリ「煩悩」です。人生は有限です。つまらないことに浪費せず、真の自己実現に邁進したいものですね。2019/09/21
小原なお美
0
仏教コミックス通信にある新興宗教に対する考えが、とても明快で、新興宗教の定義の1つに使っていいと思う。「人格改造、洗脳型の宗教」「教祖の一律した思想に統一させられている」「信者の人格が破壊さえれている」2022/08/19