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内容説明
本書は、「日本的革命家」北条泰時の思想と、その手になる『貞永式目』を、日本人の相続原則・刑罰思想・日本的実力主義など、様々な側面から克明に考察。そこから「道理のおすところ」たる日本人の行動原理を浮き彫りにする。日本における『貞永式目』の意味を初めて明らかにした画期的な名著である。
目次
第1章 日本に革命思想はなかったか<br/>第2章 聖書型革命と孟子型革命<br/>第3章 北条泰時の論理<br/>第4章 「承久の乱」の戦後処理<br/>第5章 明恵上人の役割<br/>第6章 明恵上人と北条泰時<br/>第7章 明恵の“裏返し革命思想”<br/>第8章 『貞永式目』の根本思想<br/>第9章 調整型経営者・泰時<br/>第10章 象徴天皇制の創出とその政策<br/>第11章 『貞永式目』の制定過程<br/>第12章 日本人の相続原則<br/>第13章 「泰時の平和」のジレンマ<br/>第14章 鎌倉時代の“宗教の自由”<br/>第15章 『式目』の刑罰思想<br/>第16章 日本に奴隷制はあったか<br/>第17章 統治する側の職務と権限<br/>第18章 日本的実力主義の論理