市塵(上)

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市塵(上)

  • 著者名:藤沢周平【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 講談社(2015/03発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
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  • ISBN:9784061850309

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内容説明

貧しい浪人生活から儒者、歴史家としてようやく甲府藩に召し抱えられた新井白石は、綱吉の死後、六代将軍家宣となった藩主とともに天下の経営にのり出していく。和漢の学に精通し、幕政改革の理想に燃えたが、守旧派の抵抗は執拗だった。政治家としても抜群の力量を発揮した白石の生涯を描く長編感動作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

53
久しぶりの藤沢氏。でも著者の史実モノの作品を読むのは初めて。こちら新井白石を主人公とする物語。浪人だった身から一転、綱豊に仕える事となった白石。白石と言えば「正徳の治」とよばれる政治改革を行ったことで有名だが、史伝タイプのこの小説は後に白石の功績となるこれらの改革と、それらを実行するに当たりの苦労や対立等を綿密に描きあげている。下巻では白石の人生のどの辺りまでを描き切るのか楽しみ★2018/03/31

キムチ27

30
主人公新井白石は正徳の治で知られ、かつ難解な自叙伝「折りたく柴の記」の著者でもある。時は綱吉亡き家綱の治、この後に吉宗の治世が始まる。ただでさえ冷や飯食いと言われた出自でありつつも甲府藩から間部と共に出仕した。幕府お抱え林一族や荻原重秀との対峙・・奸物!彼を囲む周囲とは心温まる材料はかけらもないような日々の中で常に政治の理想を追い求め、自らの内に刻苦を刻むような、まるで霜月の明け方のような時間。上巻末は想いを込め、見守っていた不肖の弟子の出奔する後ろ姿にともすれば自らの剛直な性を思う。やわな一部分と共に。2014/06/23

剛腕伝説

15
徳川家宣を補佐し、政(まつりごと)に参画していく新井白石の物語。前半は読み辛く、藤沢作品で初めて挫折しそうになってしまった。誰それがいくら加増を受けたとか、綱吉の悪政の数々とかの羅列が多過ぎ、少々苦痛であった。但し、中盤以降は俄然面白くなってくる。新井白石の明晰さと家宣の名君ぶりが清々しい。 司馬遼太郎をして、日本の2大頭脳と言わしめた(もう一人は吉田松陰)新井白石には大変興味があった。密入国のイタリア人宣教師、【シドチ】への尋問場面に、白石の明晰さが顕著に表れている。面白い。下巻が楽しみ。2020/02/12

umeko

10
お堅くて真面目すぎる白石の時折みせる感情が、妙にこの人を魅力的に感じさせられるところ。お堅い白石に不安を感じてるところに、間部が登場するとほっとする。下巻が楽しみ。2018/11/01

月見草伝説

2
知らないお侍さんの名前ばかり並べられて、内容が頭にはいらなかった。

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