徳間文庫<br> ホーン岬(電子復刻版)

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徳間文庫
ホーン岬(電子復刻版)

  • 著者名:谷恒生【著】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 徳間書店(2016/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784195693827

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内容説明

木星丸への突然の乗船命令を受けた陣内一等航海士は、急遽パナマへ赴くが、到着直後、東都物産駐在員の野方から積み荷の不正移動をもちかけられた。一方CIAとおぼしき人物が出現、さらに中南米に勢力を張る謎のドイツ人に拉致され、続いて野方が銃殺された。木星丸に何が起きているのか!? 中南米を舞台に、軍事政権と革命ゲリラ、商社、各国諜報機関の凄絶な闘いを描く、長篇海洋冒険小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kajitt22

15
本棚の中から1冊。昭和58年3月の初版文庫本。一言で言えば海洋ハーボイルドサスペンスアドベンチャー。チョフサー(1等航海士)パーサー(事務長)ボースン(甲板長)等外航商船らしい言葉で舞台はパナマ、出だしはなかなか。南米の革命ゲリラ、ナチの残党、CIAなどが登場しスケールは大きい。しかし死人が多く展開は荒い。海洋の描写がいいだけにちょっと残念。第79回直木賞候補だったようだ。あの頃は月に何回か本屋で1.2時間本を眺めるのが息抜きだったような気がする。2025/03/11

りょうけん

4
なんとなんと何とだよ、この作品わ第79回直木賞の候補になったらしい。一体全体どう読めばこれが直木賞候補作品なんだ? 候補って誰が選ぶんだ。 この裏にわ、何らかの恣意的な謀略があるとしか思えない。 (興味本位で、選考当時:1978年の選考委員さん達の評価を拾い読みしてみたが、なんと僕と同じ様な事を皆さん書かれている。) なじる感想わなるたけ書かないようにしているが、今回だけわ書かねば気がすまぬ、スマヌすまぬ! 2017/07/31

としし

1
最高。最高の誤楽小説。現代小説は風化するものだが、40年前の小説でこれだけ楽しませるのはスゴい。また言い回しがいちいちカッコイイ!ぱっと開いただけでも「陣内は黒カーテンを引き開いた。光の微粒子が大挙してなだれ込み、陰湿な部屋の暗がりを一気に取り払った」(P192)てな具合。かといって鼻に付くような気取った感じはしない。これは地味にすごいこと。反面お話は手に汗にぎる系ではなく、意外に淡々とした展開。この点もむしろ良かった。 ただ、導入部はもう少しなんとかならんのか。主人公が誰かわからんかったよ。2017/02/06

kanamori

0
☆☆☆2011/10/16

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