内容説明
花の都パリからアフリカ大陸最西端のダカールまで、11000キロに及ぶ世界一過酷といわれるクルマの大レース。その間に展開する参加者たちの闘い、行く先々の現地人たちの生活、美しくも厳しい大自然の姿など、プレスマンとして参加した作家の目を通してつぶさに描いた、清新なパリダカ体験記。二人の写真も掲載されている。実は岡嶋解散の直前に旅立っていて、後から読むと興味深い。1991年刊行。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
6
アフリカやラリーが好きな人、というより著者好きな人向けな感じの一冊。時々ハプニングもあり、よくぞ二人とも無事に帰ってこれたなぁ。解説がなんとしまそー先生!2013/07/16
hirayama46
1
おおよそ25年ほど前のパリ・ダカールラリーを体験した記録を綴ったもの。こういう古いノンフィクションを読むと、世界はどう変わったのか、気になります。少なくとも日本ではラリー・レースというものはおよそ大衆的な注目を浴びるものではなくなってしまいましたね。アフリカの国々はどう変わっているのだろうか……。/しかし、御存知の通り岡嶋二人はコンビの作家なので、どちらが書いているのか、というのが普段の小説のときよりもいっそう気にかかりました。どうもずっと一人の視点で書いているわけでは無さそうですし。2014/06/30
カンパネルラ
0
週刊ポストに連載されていた、タイトル通りの取材記。しかし、視線が素直でアフリカに対しての感想がなかなか面白い。非常に否定的な部分も含まれているのがリアリティがあっていい。2008/03/26
あまの
0
パリダカの取材記と思いきや、ろくでもない素人ドライバーを雇ってしまったが為の砂漠放浪記。パリダカはむしろ関係ないかも。素人が砂漠に無闇に踏み込んではならないと言う教科書ですね。無事にご帰還おめでとうございました。2012/03/15
Goldust
0
<図書館>いろんな意味で、おつかれさま。2010/08/30