大学教授になる方法

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大学教授になる方法

  • 著者名:鷲田小彌太
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 青弓社(2014/01発売)
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  • ISBN:9784787230379

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内容説明

大学大衆化時代における就職ガイド。実名と匿名の実例をおりまぜ、大学教授になるためのさまざまなコースを紹介。審査なし、無資格、コネなど意外な裏技も一挙に公開するモラトリアム人間必読の書、「国家試験なき知的専門職のすすめ」。
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目次

はじめに

1 モラトリアム時代における職業としての大学教授
 (1)階層としての大学教授
  1 大学教授の数
  2 大学教授の社会的地位
  3 大学教授の給与
 (2)教授の仕事
  1 教育活動
  2 研究活動
  3 学内行政
 (3)「仕事」以外の活動

2 無資格の世界──大学教授になる方法1・資格
 (1)「普通」コース──研究者養成機関を経る
  1 大学院博士課程を出る
  2 二外国語の試験にパスする
  3 一外国語の試験にパスする
  4 外国語のダメな者は、外国の大学院を出るとよい
 (2)「中級」コース
  1 修士課程を出る
  2 語学教授になる──研究的機能を小さくする
  3 アクセサリー的大学院を出る
  4 外国大学の修士課程を出る
 (3)「特殊」コース──大学を出て助手から始める
 (4)「超特殊」コース──大学を出ないで大学教授になる

3 審査対象のない世界──大学教授になる方法2・教育・研究内容
  1 教育歴
  2 研究歴
  3 研究論文等の業績
  4 その他
 (1)助手になる──教育歴・研究歴も業績もいらない
  1 研究助手
  2 事務助手
  3 「助手」
 (2)非常勤講師になる──教育歴・研究歴なしに教育歴をうる
  1 「資格」は「教えることが出来る」だけである
  2 「職業」としての非常勤講師
  3 「遊戯的」活動としての非常勤講師
 (3)専任教員になる──研究論文はいる。しかし……

4 広き門より入れ──大学教授になる方法3・就職先
  1 「大学格差」を問題にするな
  2 「いまだなにものでもない」ことのつらさ
  3 「専門」を問題にするな
  4 勤務地にこだわるな
 (1)高専・短大の教員になる
  1 高専は「広き門」にはあらず
  2 公立短大はかなり「広き門」である
  3 私立短大は「広き門」である
 (2)私立「無名」大学教員になる
  1 大学教授になる「資格」は「高学歴化」の傾向にある
  2 大学院生活は「モラトリアム」それ自体である
  3 「無名」大学の教員になる
 (3)「辺境」大学の教員になる
  1 国立「辺境」大学の教員になる
  2 私立「辺境」大学の教員になる
  3 「辺境」短大の教員になる

5 コネで入る──大学教授になる方法4・就職方法
  1 学生──開かれた就職試験
  2 大学教員──開かれていない就職試験
 (1)公募で入る
  1 「純正」公募
  2 資料 札幌大学教養部「教員一般公開募集」
  3 「混合」公募
  4 「建前」公募
  5 「非」公募
 (2)コネで入る
  1 近親者・縁者
  2 「弟子」
  3 「友人」
  4 「学閥」
 (3)「特殊」で入る
  1 「金」
  2 「性」
  3 「詐欺」
  4 「?」

6 「業績」いろいろ──大学教授になる方法5・昇格方法
  1 「民主主義」
  2 「客観主義」
  3 年功序列と終身雇用
  4 昇格「拒否」
 (1)「論文」を書く
  1 「自力」
  2 「他力」
  3 「盗作」「剽窃」
 (2)「研究発表」
 (3)「教育活動」
  資料 札幌大学教養部「一般教育」の再編成について
 (4)「学内行政」
 (5)「年齢」

7 おわりに──二十一世紀における大学教授

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

0
モチベーションの下がる本。文章も下手だし、エンターテインメントとしても良くないと思う。なんで売れたんだ(半年で五刷)?現に大学にいる人にとっては面白いのかもしれないが。2012/05/15

あうる

0
刊行から十年、続編として新・大学教授なるものが出ている。どれか一冊ならそちらの方をお薦めする。(私は未読だが…)然し大学教授の大概の様子を知るにはこの書で十分であろう、きっと。2011/01/03

ice cream

0
かなりリアルなお話です。とりあえず大学教授になっとけば人生バラ色ですね。ほんと2010/09/07

viola

0
大学教授に本当になりたい人のための、珍しい本。 しかも、著者がうちのすぐ近くの大学の教授ということで更に共感がもてました。 続編等も結構あるので、まさに今読んでいるところです。 メリット、デメリット、最短コース、稀なコースなどかなり実用的でした。2009/08/07

きぬりん

0
大学教授はモラトリアム時代にふさわしく、また、世間一般の思い込みとは裏腹に、実はおよそ誰でも就くことの可能な間口の広い職業であるという観点のもと、大学教授になるための様々なルートを実例を交えつつ紹介する。平成初期の本なので今現在の大学の現状とは食い違っている点もいろいろ出てきているが、半分くらいのアドバイスは今なお有効かと思う。約20年前に読んだ時と比べてインパクトが薄れているように感じたのは、かつての大学あるいは大学教授を取り巻いていた地位や権威がすでに失墜し、完全に大衆化したことによるのかもしれない。2021/03/11

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