内容説明
永遠の恋人お市、限りなく愛でた側室甲斐姫、運命の女淀君…妻妾に細やかな愛情を振りまく半面、権力者として手当たり次第に女を求め続けた秀吉。その知られざる姿に迫る!
目次
序章 天下人“秀吉”の女性遍歴―“三百名の側室”だけではない大閤の常軌を逸した色恋沙汰<br/>1章 “天王山の戦い”を勝利させた美女―秀吉はなぜ、〈おふく〉を溺愛したのか<br/>2章 秀吉が死に追いやった“永遠の練人”―天下人になっても思いつづけた幻の女〈お市の方〉<br/>3章 足軽長屋で結婚した“糟糠の妻”―女ぐせに悩みながらも極位を手にしたねねこと〈ねね〉<br/>4章 秀吉の実子を産んだ“謎の女”―『竹生嶋奉加帳』がその存在を暗示する側室〈南殿〉<br/>5章 憎き秀吉の子を身籠った“運命の女”―父母を死に追いやった男の側室となった〈淀殿〉<br/>6章 正室おねと側室淀殿、女の戦い―大阪夏の陣で豊臣家が滅亡した理由とは?<br/>7章 側室となった高貴・名門の女たち―〈松の丸殿、加賀殿…〉なぜ秀吉の女になったのか<br/>8章 秀吉が限りなく愛でた側室たち―男勝りの美女〈甲斐姫〉、逆さ磔に耐えた〈あかね〉<br/>9章 “太閤”を振った女たち―才知で秀吉の鼻をあかした〈きく、秀の前、冬姫…〉<br/>10章 加賀・前田家から来た悲劇の養女―流人・宇喜多秀家の妻として死んだ〈豪姫〉