内容説明
「冒険小説という体裁を取りながら、田中光二は、男と女の生が最も生々しく現出するレイプ事件に、SF作家としての視点を採用した。こうして、一見、冒険アクション小説『RAPIAN』は、SFとしての深味も合わせ持つことになったのである」〈菊地秀行氏「解説」より〉 驚天動地のSFホラー大作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
51
下巻に入ると格闘場面や著者お得意のカーチェイス、性描写も乱交シーンまで盛り込んでエンタメ度増し増し。クライマックスは主人公らが九分九厘敗北している状態からの一発逆転で、テンションが上がる。格調とか重厚さはまるで無いけれど、そのぶんB級パワーで突っ切るような作品。UFOでやってきた侵略的な宇宙人を地球人が撃退するという、刊行当時でも古臭かったネタを堂々とやりきったのが買い。人類側の大勝利か?と思わせて不穏なエピローグで締めるのは、いかにもB級ホラーっぽい。とはいえ作品に冒険小説の香り漂うのは作家の資質だね。2025/08/26
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