内容説明
女性が権力を握ったらどうなるか。普通の女性ではなくなるのか、それとも……強大な権力を掌握した四人の女傑――江戸城の独裁者春日局、家康に対抗した淀君、足利幕府の女帝日野富子、尼将軍北条政子…実に“人間くさい政治”を行っていた、彼女たちの素顔に迫る!
目次
1章 春日局―賢女か、悪女か、大奥の独裁者(大奥を意のままにした女 運命の幕が上がる 女同士の熾烈な戦い 将軍家光を掌中に)<br/>2章 淀君―大閤の威信をかけ家康と対抗した愛妾(妾となった名門の娘 秀吉の子を産んだ、ただ一人の女 つかのまの栄華 傾国の美女・淀君)<br/>3章 日野富子―戦乱を陰で演出した御台所(16歳で将軍の妻の座に 「三魔」たちとの争い 富子はカネの亡者だったか 溺愛の息子の死)<br/>4章 北条政子―尼将軍にみる武家女性の苦悩(激しい愛が運命を変えた 戦いの世に生きる女 夫や子供を道具に政治の才を磨く 征夷大将軍夫人の座へ 生涯、武家の女として)