ハヤカワ文庫NV<br> カーリーの歌

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ハヤカワ文庫NV
カーリーの歌

  • 著者名:ダン・シモンズ【著】/柿沼瑛子【訳】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 早川書房(2014/07発売)
  • 新生活を応援!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~4/5)
  • ポイント 175pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150404772

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内容説明

死んだはずのインドの大詩人ダースが生きている! しかも、新作まで書きあげているという。編集者兼詩人のルーザックはダースの新作を入手すべく、妻子を連れてカルカッタへ飛んだ。だが、汚穢と熱気と悪臭に満ちたカルカッタは、米国人ルーザックにとって悪夢の都市だった。あまつさえ、ダースの行方を調査するルーザックに暗黒神カーリーを崇拝する教団の魔手が迫るにおよぶや、カルカッタはしだいにその黙示録的死と崩壊が支配する魔都の様相を呈し始めるが…。世界幻想文学大賞受賞。/掲出の書影は底本のものです

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

89
ダン・シモンズの神話SFをいくつか読んだのですが、最初の長編で1985年に世界幻想文学大賞を受賞したこの本を楽しみました。当時は結構インドという場所には様々な宗教がらみの幻想的な感じがあったのかもしれません。ハリソン・フォード主演の映画「インディ・ジョーンズ」の中でそれらしい場面があったのを思い出しました。最初に「カルカッタ」は抹殺されるべきところだと書かれていることからある程度は予想できました。夫婦と子供を連れカルカッタに行った主人公はひどい目に合います。最後は夫婦だけで米国に戻ってきます。2025/10/20

ちえ

46
以前読んだ「カルカッタの殺人」でカルカッタの街に興味が出たことでこちらを見つけました。どこまでリアルなのかという街の描写+世界幻想文学大賞受賞作という事で、幻想的でかなりグロテスクな内容。途中、これはいくらなんでもというほどショックな…でもこれがリアルかもしれない…とも思わされ怖いです。カーリー狂信者の集団は実際に過去に存在したそうですが、カーリー神信者でなくても破壊と暴力を礼賛する集団は今も世界のあちこちに存在することは事実。最後はどうなるのかとびくびくでしたが希望もある。選択するのは一人一人。2020/07/12

いっくん

24
記憶に無いけど再読。死んだはずの大詩人M・ダース。しかも、新作まで書いている。新作を手に入れるべく、詩人ルーザックがカルカッタに飛ぶ。インドには行った事がないので、自由に想像してのめり込んでしまった。怪しいカーリーの世界が恐ろしくもあり、興味もありで。手で目隠しして、指の隙間から覗いてる感じ。クリシュナが語る、ムクタナンダジの物語、陶酔して電車乗り過ごしてしまった(笑)暴力で支配されたカーパーリカ、入会の儀式。生贄の死体は…。久しぶりに楽しめました(^_^*)2016/08/06

ハルバル

8
失踪したインドの大詩人の新作を求めてカルカッタにやってきたアメリカ人が遭遇するのは、カルカッタの汚濁とカーリーの狂気だった。作中のカーリー狂信者集団はサギーといって過去に実在しており、イギリス政府によって壊滅させられたそうですが、現代でも似たような集団が密かに暗躍しているという設定です。西欧人がインドの風習などを偏見混じりに作品にしたといえばキプリングが思い浮かびますが、途中そうした部分があって「またか」と思ったが、最後にはカーリーの歌に代表される暴力は世界中に広まりつつあると物語は閉められます。2017/03/09

サワ

5
読んでる最中は、先が気になってはらはらして、最後は希望を感じさせる終わり方で全体を通して安心してたのしめた。主人公が経験したことが一体何だったのかは説明されないままだけど、暑気と湿気がよどむインドの描写が強烈でこの先も度々思い出しそう。2014/07/16

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