内容説明
休日に青年の部屋におとずれたセールスマン。その男がカバンからとりだしたのは、名刺くらいの大きさの金属製のカードだった。なんとこのカード、絶対的な安全を保障するという不思議なカードだった……。平凡に過ぎてゆく日々。何となくつまらない毎日。そんな時、ショートショートの扉を開いてみませんか。表題作をはじめ、悪夢とロマンの交錯する奇妙な味の16の物語を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
373
んー、まあまあかな。ちょっと意味がわからなかったり、オチが弱かったりする話が多いかも。ブックオフで買ったやつだけど、なぜかやたらたくさん並んでた理由がわかるような気もする。ただ、安定の星新一節なので読んでいて安心感がある。2016/08/11
KAZOO
163
これも読んだことはあったと思うのですが、本が手元になくまた読みなおしました。16のシュートショートが収められていますが、どれもかなり面白く読みました。表題作や、頭痛などはかなり印象に残りました。これは挿絵が真鍋さんで懐かしい感じがしました。2016/07/17
masa
61
集中力に欠ける僕にとって音楽や小説は同じ熱量であれば短ければ短いほど心に響く。初めてそれに気がついたのは小学校の教科書であなたの物語に出逢った瞬間だった。無駄の削ぎ落とされた短文に、起承転結が詰め込まれていて、どんでん返しが強烈で。読みたかったのはこれだと思った。図書館や古本屋であなたの本を探しては読み漁った。当時流行っていた世にも奇妙な物語みたいな話を沢山読めることに興奮した。あなたがいなければ、こんなにも長い間、読書を趣味とすることはなかっただろう。僕が今も本を読んでいるのは、あなたのおかげです。LR2022/12/31
Tetchy
58
ここまで来るとさすがに質が落ちてくる。というより、こちらに免疫がついたのか?2008/09/12
優希
55
面白かったです。悪夢とロマンが交錯する奇妙な味にハマりました。不思議なことが起き、主人公がどう対処するのかハラハラさせられます。短いながらも落ち着くところに落ちるのが楽しかったです。2021/06/14