アルセーヌ＝ルパン全集別巻１ 女探偵ドロテ

著者名：モーリス＝ルブラン【著】/長島良三【訳】

偕成社（2014/09発売）

• ISBN：9784038152603

内容説明

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自由な旅暮らしを営む綱渡り芸人ドロテは、謎の銘がきざまれた金メダルの存在を知る。冒険児ルパンに匹敵する女探偵の闘い。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kaizen@名古屋de朝活読書会]

別巻は、直接ルパンが登場しない。翻訳、解説は長島良三。解説で、 「カリオストロ伯爵夫人」の４つの謎の一つ、インロボールフェルチュナを「ドロテ」が解決する。カリオストロ伯爵夫人で　７本の枝の燭台を解決し、奇巌城で　フランス諸王の富、三十棺桶島で、ボヘミア諸王の敷石 をそれぞれ解決。ルパンが直接手を出していないのは、このお話だけとのこと。その意味で、ルパン物語の付録にするのに適している。ラウールが脇役といて登場する。ラウールがルパンの別名の話。

2013/03/28

[α０３５０α]

いつリュパンが登場するか、このラウールはリュパンかと思いながら読みましたが、良く見たら別巻となってましたね。それでもメダルに刻まれた言葉の謎、デストレイシェとの戦いでの大逆転とリュパンが出てこなくてもとても面白かったです。デストレイシェがもう少し強かったら更に楽しめたんですが、これで十分です。

2012/03/20

[秋芳]

『大空のドロテⅡ』を読む前に未読のコレを読んでおこうということで。古い翻訳本で読みにくさを感じたけれど、内容はシンプルな冒険活劇。ラストのさっぱりした感じは良かった。

2013/05/20

[RINKO 秋の夜長]

『カリオストロ伯爵夫人』に出てくる、「カリオストロ4つの謎」の1つの解決編。 ルパンは出て来ないが、ルパンの変装名としてよく出てくるラウールがこの作品にも出てきており、これをルパンと考えても面白いかもしれない。

2021/02/10

[tsumugi]

子供の頃に読んでいるはずだけど流石に記憶がなかった。生き生きと活躍するドロテも子供たちも魅力的。

2019/05/26